先日、GoogleはChromebookなどのChromeOSデバイスに向けて最新バージョンのChromeOS 104をリリースしました。今回のアップデートでは、主に8つの機能が追加されました。
今回の記事では、このChromeOS 104のリリースによって追加あるいは変更された新機能について簡単に紹介していきます。
月間カレンダー ウィジェットの追加
数ヶ月前から様々なテストが行われ、数バージョン前からはフラグを有効にすることでStableでも試すことができましたが、Chromebookのシェルフ右端(時計横)に日付の表示と、それをクリックすることで月間カレンダーを表示される機能が正式に追加されました。
またGoogleカレンダーとも連携しているため、月表示のうち日付部分をクリックするとその日の予定を表示でき、さらにそこをクリックするとカレンダーの詳細に飛ぶこともできます。
ギャラリーアプリでPDF編集
この機能自体は先月、Googleが事前に発表しているので珍しいものではありませんが、ChromeOSにギャラリーアプリが追加され、注釈を含めてPDFへの直接編集などもやりやすくなりました。
タッチスクリーンによって指での操作も可能ですが、これをうまく使うにはスタイラスペンをサポートするChromebookを使うほうが便利です。
またいずれ、このギャラリーアプリとGoogleフォトが統合されて、動画編集なども可能になるのでさらなる進化を期待したいところ。
ランチャー検索でGoogle Playストアの結果表示
これも事前に話としてあった機能ですが、ランチャーから検索した場合にWebやドライブ・ローカル内のファイルだけでなくGoogle Playストアのアプリも検索結果に表示されるようになっています。
シンプルな結果でしか表示されませんが、手軽に検索できるので便利な機能です。
Googleフォト対応スクリーンセーバー
これも過去に前触れがありましたが、ChromeOS 104になったことでスクリーンセーバーにGoogleフォトの写真を設定することができるようになりました。
ちなみにスクリーンセーバーの設定は、個人のGoogleアカウントであればすぐ表示されますがGoogle Workspaceアカウントだと管理コンソールから有効にしておかないと表示されないようです。
ダークモードの追加
これまでChromeOSは半分ダークテーマと言える状態でしたが、今回のアップデートによってダークモードとライトモードの2つが正しく動作するようになりました。この設定はスクリーンセーバーと同じ画面から、テーマの切替ができるようになっています。
ちなみにChromeOSをセットアップするときにもどちらのモードを使うかが選択できるようになりました。
この他の細かな変更
残りの変更点ですが、目立つ変更ではないため簡単に紹介しておきます。
- 仮想デスクを閉じるとアプリが他のデスクに移動するようになった
- Chromeリモートデスクトップが複数のディスプレイをサポート
- グループ通知の改善
と、このような機能が変更されました。細かいところですが便利になっていますので、それぞれを仮想デスクやリモートデスクトップを活用していたユーザーには嬉しい変更かと思います。
ということで簡単にChromeOS 104で変更された点について紹介しておきました。Linux側なども含めるともう少し変更があるようですが、とりあえずChromeOSとして主な変更はこんな感じです。
Source: About Chromebooks