当然ながらChromebookではGoogleのChromeOSが動作しているわけですが、中にはどうしてもWindowsを併用しなければならない場合があります。一般的にChromebookでWindowsのソフトウェアを使いたいときには、リモートデスクトップやLinux(Crostini)経由でWineを使ったり、エンタープライズ向けであればParallelsを利用することになると思います。
今回、RedditユーザーがAMDのプロセッサを搭載する一部のChromebookでChromeOSとWindows 10また11をデュアルブートできるようになったことを報告しました
現在のところサポートされているデバイスはごく僅かで、CPUがAMDのAthlon 3015ce、Ryzen 3 3250C、Ryzen 5 3500C、Ryzen 7 3700CのモデルかつSSD搭載モデルであることが条件となっています。
- HP Chromebook 14b(BERKNIP)
- HP Chromebook Pro C645 Enterprise(BERKNIP)
- Lenovo Yoga C13(MORPHIUS)
そのためAMDプロセッサを搭載していてもeMMCストレージだとデュアルブートできませんが、将来的にはサポートする予定としています。
- Asus Chromebook Flip CM5(WOOMAX)
- HP Chromebook 14a(DIRINBOZ)
- Asus Chromebook Spin 514(EZIKINIL)
- HP Chromebook x360 14a(GUMBOZ)
- Lenovo Chromebook 100e / 300e Gen3 AMD(VILBOZ [360])
現状ではeMMCという条件と指紋センサが動作しないという以外は、問題なくWindowsがChromebook上で動作していると報告されています。
これを動かす方法については、まずはChromebookでLinuxをデュアルブートするためのchrxを使ってChromeOSの再パーティションを行う必要があり、その後でRedditユーザーが紹介しているスクリプトから使用して設定を行う必要があります。
詳細については、Redditの投稿をご覧ください。
まだ私も実際に試してはいませんが、ChromebookでChromeOSを併用しながらWindowsを動かしたい人にとっては面白い選択肢になると思います。まあ、ここまでするなら素直にWindowsデバイスを買ったりするほうが早いと思わなくもありません。