Googleは教育現場でのChromebookおよびGoogle Workspaceの活用として、「スクリーンキャスト」アプリとGoogle TVと連携するキャストモデレーター機能などを提供することを発表しました。
スクリーンキャスト
「スクリーンキャスト」アプリは、過去にも紹介している画面キャプチャツールの一種で、画面操作の動画撮影を行えるとともに音声と顔も窓で表示できるというアプリになっています。これによってChromebookの画面を見せながら操作を行うような教材が作りやすくなります。
またスクリーンキャストした動画はGoogleドライブに保存され、アプリのリンクを介して簡単にアクセスできるようになっています。このアプリはChromeOSのバージョン103に更新することでアクセスできるようになります。
キャストモデレーター
ChromebookやChromeブラウザなどを送信者として、Google TVデバイスにワイヤレスで画面共有ができるようになる機能です。共有した際に6桁のアクセスコードが表示され、意図せず共有されたり中断されることを防ぐことができるようになりました。より手軽かつ安全、ワイヤレスで接続できるという点が魅力です。
これらの発表はGoogleのThe Anywhere School 2022イベントで行われましたが、それ以外にも多数の発表がありました。
例えば、Google Meetのライブストリーム機能の強化や通話をGoogleドキュメントに直接自動文字起こしができる機能、公開イベントをYouTubeに直接ライブストリーミングする機能、ピクチャーインピクチャー、安全管理のための機能追加などです。またGoogle Classroomにもいくつかの追加点があるほか、動作の改善などを実施しています。
機能としては一般やビジネスでも使えそうなものはありますが、一部ではEducationアカウントでなければ使用できないものもあるようです。詳細についてはGoogle公式ブログや各種ヘルプをご確認ください。