ここ数年はほとんどリリースされていなかったデスクトップ型のChromebaseですが、昨年にHPから「HP Chromebase All-in-One Desktop」が発表されたことは記憶に新しいかと思います。
とは言え、それでもまだ数の少ないChromebaseですが、どうやらMediaTek Kompanio 1380ことMT8195を搭載するChromebaseの開発が始まったことがChrome Unboxedより報告されました。
Kompanio 1380(MT8195)を搭載したChromebaseは「passionfruit」と呼ばれており、現状ではこれ以上の詳細やメーカーに関する情報はありません。また開発初期であることを考えると、「passionfruit」そのものが製品としてリリースされるわけではなく、様々なデバイスのベースとして開発されている可能性があります。
海外レビューを見た限りでは、Kompanio 1380でも十分高速であり日常使いではそこまで不満を感じることはなさそうです。またファンレス仕様になること消費電力を抑えること、インテルCPUに比べて性能に対してコストを抑えられることも期待できますので、Chromebaseに採用されるのも悪い話ではないと思います。
あとは実際に使ってみて、どの程度の快適さがあるかを判断できれば良いのですが…。
ちなみに先日、CES 2022で発表されているKompanio 1380ことMT8195チップセットを搭載した「Acer Chromebook Spin 513」が米国Amazonで販売を開始しています。
現在のドル円相場では9万円を超えるレベルの価格になってしまうため少々手は出しづらいのが難点です。
一方、「HP Chromebase All-in-One Desktop」は日本で購入することは可能で、HP公式ストアにて65,000円(税込)で販売されています。Chromebaseに興味のある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
Source: Chrome Unboxed