本来の計画であれば4月28日に到着する予定であったChromeOS Stable Channelのバージョン101へのアップデートが、本日からChromebookなどにロールアウトされはじめました。ほとんどのChormeOSデバイスが101.0.4951.59へとアップデートされています。
今回のアップデートでは、いくつかの変更点に加えて新機能の追加が含まれていますので、簡単に紹介しておきます。
ChromeOS 101 の変更と新機能
起動画面のダークテーマ化
アップデート後の再起動で気づくのが、起動画面の背景(ChromeOSのロゴが表示される)が、白背景ではなく黒い背景で起動するようになりました。これは3月はじめにCanaryで反映されていることをお伝えしたものです。
ランチャーデザインが(正式)に展開
また同じく3月に正式発表された新しいランチャーが、一部のユーザーに対して有効になりました。ChromeOS 100のアップデートで対応したと思ったらフラグを有効にする必要があったため、完全に展開されたというわけではなかったようです。
しかし、ChromeOS 101にアップデートしても展開されていない場合があるようで、その場合にはフラグ chrome://flags/#productivity-launcher から手動で有効にすることが可能です。
周辺機器用のファームウェアアップデートメニュー
これまでのChromebookでは、周辺機器などの更新はバックグラウンドで自動更新されていましたが、勝手にアップデートされることで発生した問題(例えばHPのプリンターのような)などが多々あった影響か、手動でアップデートできるようになりました。
これは[設定]から[ChromeOSについて]のページ内に追加された「ファームウェアアップデート」にて行うことが可能です。
OSリカバリーをネットワークから取得可能に
これまでリカバリディスクの作成はChromebookに限らず他のデバイスを介して行う必要がありましたが、新しいChromebookの一部ではネットワークベースでリカバリディスクを作成できるようになりました。
この機能が使える場合には、Chromebookがリカバリーモードに入ると「インターネット接続を使用して復旧する」というオプションが表示されるようになります。
その他
技術的な変更点になりますが、Linux on ChromeOS(Crostini)のDebianのバージョンが10(Buster)から11(Bullseye)へとアップデートされました。またChromeOS全体として機能の追加だけでなくセキュリティ修正なども含まれています。
現状で報告されている変更や機能追加はここまでとなりますが、他にも気づけばお伝えしていきます。ちなみに現時点ではアップデートによる大きな問題などは発生していないようです。
Source: Chrome Release, 9to5Google