これまでGoogleドキュメントでは、マークダウン記法のサポートは箇条書きやリスト、チェックボックスといった一部の構文しかありませんでした。もちろん拡張機能を使うことで置き換えたりプレビューさせるということはできましたが、ネイティブに対応しているわけではありません。
しかし先日、公式ブログ(Google Workspace Updates)にてGoogleドキュメントで見出し等を含むマークダウン記法をサポートすることが発表されたため、より手軽に素早くリッチテキスト形式のドキュメントを作成できるようになります。
今回新たにサポートされるマークダウンの構文は以下のとおりです。
- 見出し
- 斜体と太字
- 太字+斜体
- 取り消し線
- リンク
特に見出しは、これまでキーボードショートカットを利用して適用させていたわけですが、マークダウンのサポートにより、さらに簡単に見出しを作成できます。
ただし、この機能はデフォルトでオフになっているため、ユーザーはGoogleドキュメントの[ツール]>[設定]から[マークダウンを自動的に検出]するようにして機能をオンにする必要があります。
見出し以外はGoogleスライドと描画でも使うことができるようですが、いずれもマークダウンの自動検出を設定からオンにしないといけないようです。
このアップデートはラピッドリリースおよびスケジュールリリースドメインでは29日から順次展開されており、すべてのGoogle Workspaceユーザーおよび従来のG Suite Basic/Businessユーザー、個人のGoogleアカウントユーザーに適用されます。