現時点では、どのように動作するのかはっきりしていませんが、GoogleはChromebookを単にスリープモードにするだけでなく、長い時間Chromebookを使わないときにバッテリーの消費を抑えるよう休止モードを導入する可能性があります。
現在、電源を切る以外にChromebookを閉じると「スリープ」モードになり、一時的にOSがの動作がストップするような状態になっているため、開くだけで直前までの作業を再開することができます(Windowsなどのスタンバイに近いイメージ)。
スリープははChromebookを開くだけで数秒で再開できるため、移動中や離席など短時間の場合ではとても役に立ちます。
しかし、Chromebookを数日以上使わない場合などではスリープだとバッテリーの消費がそれなりにあるため、消費を抑えるために現状では電源を切るしか方法がありません。
ただこの方法では、アプリやウィンドウなどが再起動されてしまうため直前までの作業を再開することができず、またChromebookの起動が早いとは言えスリープから復帰するよりも時間がかかってしまうといった欠点があります。
そのため、Googleは他のOSにもオプションがある「休止モード」を導入することでこの欠点の妥協点として機能させようとしているようです。
技術的な要素については割愛しますが、GoogleはChrome OSにおける休止状態の動作について詳細を公開しています。
とは言うものの、この休止モードが実際にどのように使えるのか、休止状態から再開するまでにどれくらい時間がかかるのかもわかっていませんので、今後の進展に期待したいところです。
なお、Chromebookにおける休止モードの導入はテストが始まったばかりですので、すぐ登場することはなく数ヶ月以上先にリリースされる可能性があります。
Source : 9to5Google, Chromium Gerrit