日本HPが昨年10月に「HP Chromebook x2 11」とともに国内投入を明らかにした、ディスプレイ一体型のChrome OSデバイス「HP Chromebase All-in-One」が公式ストアで販売を開始しています。
本来は2021年末までに発売するというものでしたが、計画よりも遅れて2022年1月の発売となったようです。
この「HP Chromabase All-in-One Desktop」は、21.5インチのディスプレイと一体になったデスクトップ型Chrome OSデバイスで、初の90度回転式ディスプレイを採用したモデルとなります。
現在は公式ストアのみの販売となっているようで構成は1モデルのみ、価格は96,800円(税込)です。
国内販売モデルのスペックについては、以下に簡単にまとめておきます。
スペック
ディスプレイ | 21.5インチ IPS 1,920 × 1,080 10点マルチタッチ 90度ピボット機能 |
CPU | Pentium Gold 6405U |
RAM | 8GB |
内部ストレージ | 256GB PCIe NVMe M.2 SSD |
外部ストレージ | M.2 スロットx1 |
Webカメラ | HP True Vision 5MP Webcam プライバシーシャッター マイクミュートスイッチ |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 3.5mmジャック |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
その他 | HP910 キーボード&マウスセット B&H スピーカー |
サイズ | 507.49×454.4×174.5mm |
重さ | 6.97kg |
海外ではCoreシリーズ搭載モデルや最大16GBRAMモデルなどがありますが、国内ではPentium Gold 6405U/8GBRAM/256GB SSDの1モデルのみとなっています。
性能面では国内で5〜6万円クラスのスタンダードなChromebookと同程度と言えますが、90度に回転するピボット機能付き21.5インチディスプレイ(タッチ対応)がセットになっていたり、B&Oスピーカー内蔵のスタンド、HP910 キーボード&マウスのセット(おそらくChrome OS配列)がついているのがポイントになります。
Chrome OSデバイス初のピボット対応ディスプレイ搭載の一体型デスクトップモデルで、機能やユニークさを見ると面白いデバイスではあるものの、性能面から考えると96,800円という価格はなかなか厳しいと感じます(しかも送料込みで100,100円)。
とは言え、日本HPはセールで大きく値下げすることも珍しくなく、貴重な一体型ですし用途と予算が合えば悪い選択肢ではないように思いますが、Chromebookと外部モニターという組み合わせでも問題はないのが悩むところですね。
数日前にも話題に挙がりましたが、このタイミングで手を出すよりもセールを待ってから検討したほうが良さそうなので、どうしても…という人は様子見をおすすめします。