すでに情報をお伝えしていましたが、DELLが正式に「Latitude 7410 Chromebook Enterprise」を海外で発表しました。
昨年リリースされた「Latitude 5300 / 5400」の改良版とも言えるモデルで、14インチでクラムシェルかコンバーチブルかの違いによる1モデル展開となります。
DELL Latitude 7410 Chromebook Enterpriseのスペック
複数のスペック構成がありますので、ざっとまとめて掲載しておきます。
ディスプレイ | 14インチ フルHDアンチグレア@タッチスクリーン or 4K@低ブルーライト(コンバーチブルのみ) |
CPU | 第10世代 Core i3 Core i5-10510U 第10世代 Core i7 |
RAM | 8GB / 16GB |
内部ストレージ | 128GB 256GB 512GB NVMe SSD |
外部ストレージ | microSD |
Webカメラ | 720p プライバシーシャッター付き |
その他 | バックライトキーボード MIL-STD 810G(17項目) アクティブスタイラス対応 |
オプション | 内蔵プライバシーフィルター(SafeScreen) LTE |
ネットワーク | Bluetooth 5.1 Wi-Fi 6 |
バッテリー | 52WHr ExpressCharge対応バッテリー or 52WHr長寿命バッテリー or 68WHr EpressCharge対応バッテリー |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 HDMI |
サイズ | 321.35×211.48×1.6mm |
重さ | 1.39kg(クラムシェル) 1.63kg(コンバーチブル) |
自動更新ポリシー | 2028年6月 |
現在、米国の公式サイトに掲載されているモデルはCore i5を採用するモデルしかありませんが、今後i3やi7を搭載するモデルも登場することが期待されます。
ディスプレイは14インチというサイズは共通ですが、クラムシェルタイプにフルHDのノングレアとタッチ非対応あるいはタッチ対応か、コンバーチブルタイプでも同様のもの、もしくは4Kの低ブルーライト機能を備えたものかを選択できるようになります。
最大16GBRAMと最大512GBストレージは、「5300/5400」よりも減りましたが一般的なビジネス用途であれば十分な仕様だと思います。
今回もLTEやWi-Fi 6対応もオプションとして存在し、バッテリー駆動時間も最長21時間と外など移動して使う方でも安心して使える機種となっています。
MIL-STD 810Gに17項目クリアするなど堅牢性があるため、ードな環境でも安心して使えるのも特徴ですが、クラムシェルが1.39kg、コンバーチブルは1.63kgとやや重たい印象なのが残念なところかもしれません。
ただし、ポート類の充実やプライバシーシャッター付きWebカメラの存在を考えると、会社やリモート作業先に置いて使うChromebookとしては文句ないと思います。
Wi-FiがないエリアでもLTEオプションを利用することで、どこでも仕事ができる環境を構築できるというのも良いですね。
果たしてこれほどハイスペックなモデルがどれほど必要とされるかはわかりませんが、「5300 / 5400」に続きDELLが出してくるということは、エンタープライズ市場ではそれなりに需要があるんだと思います。
私も過去の2つのモデルをレビューしていますが、”WindowsノートパソコンがChrome OSになっただけ”と言える機種ですし、とくにFnキーの存在はリモートでWindowsを使うユーザーにはピッタリなモデルだと思います。
一般ユーザーからするとChromebookらしくない雰囲気もありますが、あくまでビジネス向けのChromebookであることは忘れないようにしましょう。
そして国内でのリリースについてはまだ発表されていませんが、ちょっと調べてみたらDELLの日本公式にページが追加されていたので、近いうちに発表されるかもしれません。
詳しいことは公式サイトを御覧ください。