マイクロソフトがCES 2021にて、インテル第11世代のCPUを搭載した「Surface Pro 7 Plus」を発表しました。
基本的なデザインや構造としては「Surface Pro 7」と同じですが、新しい「Surface Pro 7 Plus」にはeSIMまたは物理SIMに対応したSnapdragon x20モデムを内蔵しているため、4G-LTEネットワークへの接続が可能となっています。
まだ日本でのリリースは正式発表されていないものの、すでに「Surface Pro 7+」の日本語製品ページも登場しています。
ただし法人向けページに掲載されているため、まずは法人向けにリリースされると思われます。
スペック
OS | Windows 10 Pro |
ディスプレイ | 12.3インチ 2,736 × 1,824 Pixel Sence(3:2) |
CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
GPU | UHD Graphics(i3) Iris Xe Graphics (i5, i7) |
RAM | 8GB / 16GB 32GB |
内部ストレージ | 128GB / 256GB 512GB / 1TB |
外部ストレージ | microSDXC |
Webカメラ | 5MP(1080p) |
リアカメラ | 8MP(AF付き) |
ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetootu 5 LTEサポート |
対応バンド | 1、2、3、4、5、7 8、12、13、14、19 20、25、26、28、29 30、38、39、40、41、66 |
バッテリー駆動時間 | Wi-Fiのみ最大15時間 LTE込み最大13.5時間 |
サイズ | 292×201×8.5mm |
重さ | i3, i5(Wi-FI): 770g i5(LTE): 796g i7(Wi-FI): 784g |
「Microsoft Surface Pro 7+」は、第11世代のCore i3〜i7を搭載しLTEをサポートしているのが「Pro 7」との違いですが、構成としてはWi-Fiのみのモデルも含まれています。
注意したいのは、国内で法人向けとしてラインナップされている構成を見ると、LTEをサポートしているのはCore i5モデルのみとなっています。
- i3 / 8GBRAM / 128GBストレージ(Wi-FI)
- i5/ 8GBRAM / 128GBストレージ(LTE)
- (i5モデルにはWi-Fiモデルもあり)
- i5 / 16GBRAM / 256GBストレージ(LTE)
- i7 / 32GBRAM / 1TBストレージ(Wi-Fi)
また、最上位となるCore i7モデルには32GBRAMと1TBストレージが搭載されるため、モバイルノートパソコンとしては非常に強力なデバイスとなります。
ちなみにこのSSD、背面から取り外しできるため、容量不足を感じても後から載せ替えることが可能です。
が、この交換はユーザーが自由にできるものではないとのことなので、公式ストア等から経由で交換を申し込む必要があるようです。
今回発表された「Surface Pro 7+」は新しいモデルではないため、使い勝手などは現行の「Surface Pro 7」と変わらないと思いますが、CPUが第11世代になったことで性能面の向上とバッテリー駆動時間の大幅な延長(カタログ値的には)、そしてLTEをサポートしたことで、持ち運びやWi-Fi環境が無い場所で使うには最高のデバイスの一つと言えそうです。
価格について、日本での販売価格は明らかにされていませんが海外では以下のような価格になります。
- Core i3モデル:899ドル
- Core i5(LTE)モデル:1,149ドル
- Core i7モデル:2,799ドル
おそらく国内での販売価格は、これにプラスして2〜3万円あたりだと予想できるため、ベースモデルで11万くらい、i5(LTE)モデルが15万くらい、最上位は30万くらい…となりそうです。
選択肢が少ないことが良いか悪いか微妙なところですが、「Surface Pro 7」というデバイスでLTEモデルが必要だと感じていたユーザーには救いの機種となりそうですので、早く国内でも発表してくれると嬉しいですね。