今年に入ってからも様々なスマートフォン向けチップセットをリリースしているMediaTekから、次世代のフラッグシップとなる「Dimensity 9000」が発表されました。
スマートフォンのハイエンドと言えばQualcommのSnapdragonですが、「Dimensity 9000」は現行のSnapdragon 888の性能を上回り、AppleのA15 Bionicと同等の性能、AI処理能力はGoogle Tensorを上回るとしています。
「Dimensity 9000」はTSMCの4nmクラスのプロセスに基づいて構築され、3.05GHzのCortex-X2 CPU、2.85GHzのCortex-A710が3コア、1.8GHzのCortex-A510が4コアのオクタコアとなります。
GPUにはMali G710 MP10 GPUを採用、LPDDRX RAMや最大320MPカメラのサポート、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3のサポートなども含まれています。
AnTuTuベンチマークも100万点を超えたことも伝えられ、Snapdragon 8シリーズやSamsungのExynos 2200などと同じラインに立ったわけなので、今後が非常に楽しみとなります。
現在、最初に「Dimensity 9000」を搭載するスマートフォンブランドがどこかは明らかにされていませんが、2022年の第1四半期までに登場する予定となっています。
この勢いでChromebook向けにも何かリリースしてくれると嬉しいですね。
Source : Android Police