Google が Android Auto にも Gemini を導入すると 2025 年 11 月に発表し、「今後数ヶ月以内に展開」されると伝えていましたが、2026 年 1 月現在になっても多くのユーザーにはまだ展開されていません。
新しい Gemini アシスタントに期待が高まる一方で、置き換え対象である既存の Google アシスタントの挙動が不安定になっていることが複数のユーザーから報告されています。
移行期における Google アシスタントの品質低下
Reddit などでは、以前なら問題なく処理できていた基本的な音声コマンドに対し、「理解できませんでした」というエラーが頻発したり、タスクそのものが実行されなかったりといった問題が多く報告されています。
Google は以前、スマートスピーカーなど他のデバイスでもアシスタントの不具合を認めていましたが、新システムである Gemini へのリソース集中に伴い、既存のアシスタントのメンテナンスがおろそかになっている可能性が否定できなくなっています。
このような問題が Android Auto で発生すると、運転中に音声操作が機能しなければユーザーはディスプレイやスマートフォンで直接操作してタスクを完了させることになります。
これでは、運転中の安全を確保し、視線を道路に向けたまま操作するための音声アシスタントが、かえってドライバーの気を散らす要因になっていると言えます。
Gemini の展開ペースと現状の課題
一方で、一部のユーザーには Android Auto 版 Gemini の展開が始まっています。
9to5Google などによれば、Gemini は従来のアシスタントよりも対話的で、運転中のブレインストーミングや話し相手としては優秀だと評価しています。
しかし、システム連携に関しては課題も残っているようで、例えば、ナビゲーションの目的地設定を依頼した際、タッチスクリーン上で操作が完了した後も Gemini が喋り続け、手動で止めなければならないといったことが挙げられています。
AI としての会話能力は高くても、カーナビゲーションのアシスタントとして最適化されるには、もう少し時間がかかるのかもしれません。
まとめ
現在、多くのユーザーは Gemini が広く利用可能になるまでの間、不安定な Google アシスタントを使い続けなければならないという中途半端な状態に置かれています。
日本国内においては、現時点で Android Auto での Gemini 利用は確認できていませんが、Google アシスタントの挙動が怪しいと感じる場面は、日本のユーザーにとっても関係のある内容です。
Google は Gemini への移行によって解消しようとしていますが、結果としてユーザーには良い影響を与えていない点は残念です。
なお、Google アシスタントの挙動については、Android Auto に限らず Google Home (Google Nest デバイス) でも依然として問題視されており、こちらも 10 月から大きな変化はありません。
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Source: 9to5Google


