最近、Pixel スマートフォンを含む Android デバイスにおいて、音量ボタンを長押ししても連続で音量が変化せず、何度も連打しなければならなかったり、メディア音量ではなく通話音量が変わってしまうといった問題が発生しています。
これらはハードウェアの故障ではなくソフトウェア側の問題である可能性が高く、特定のアプリのアップデートが影響しているようです。
音量ボタンで報告されている不具合の内容
現在、Reddit や Google ヘルプコミュニティなどで報告されている主な症状は以下の通りです。
- 長押しが無効化される:音量を大きく(または小さく)しようとボタンを押し続けても反応せず、1 段階ずつ連打する必要がある
- 操作対象が勝手に変わる:YouTube などのメディア音量を変更しようとしても、通話音量やユーザー補助機能の音量が操作されてしまう
- カメラのシャッターが切れない:Pixel のカメラアプリで音量ボタンをシャッター代わりにしている場合、押しても反応しない
- 謎の画面表示が出る:ボタンを押すと、画面の一部を覆うような「ユーザー補助」関連のアイコンやメニューが表示される
この問題は Pixel シリーズでの報告が多いものの、Samsung Galaxy シリーズや ASUS ROG Phone 9 など、他のメーカーのスマートフォンでも同様の現象が確認されています。
なお、システムログを確認したユーザーの報告によると、「ボタンを押した信号」は認識されているものの「長押し(リピート)信号」が認識されていないということを指摘しています。
原因は「Android ユーザー補助設定ツール」か
複数の報告や検証によると、この不具合の引き金となっているのは Google が提供するアプリ「Android ユーザー補助設定ツール」のアップデートである可能性が高いとされています。
多くのユーザーが、このアプリのアップデートが提供されたタイミングと一致しているためです。
対処法:不具合を解消する回避策
Google からの公式な修正アップデートが配信されるまでの間、ユーザーができる有効な回避策が 2 つ存在します。もし同様の症状に悩まされている場合は、以下の手順を試してみてください。
「Android ユーザー補助設定ツール」のアップデートをアンインストールする
最も確実な方法は、原因と思われるアプリの更新を削除し、古いバージョンに戻すことです。
- Android の [設定] アプリを開く
- [アプリ] > [すべてのアプリを表示] をタップ
- 一覧から [Android ユーザー補助設定ツール] を探してタップ
- 右上のメニュー [︙] から [アップデートのアンインストール] を選択
- 警告が表示された場合は承認して実行
これで音量ボタンの長押しや、カメラのシャッター機能が正常に戻るはずです。
ただし、Play ストアの自動更新が有効になっていると再びアップデートされてしまうため、Play ストアの設定でこのアプリの自動更新をオフにしておくことを推奨します。
「選択して読み上げ」のショートカットを無効にする
アプリのバージョンを戻したくない、あるいは戻せない場合は、設定を変更することでも改善する場合があります。
- Androidの[設定] アプリを開く
- [ユーザー補助] > [選択して読み上げ] をタップ
- [選択して読み上げのショートカット] のスイッチをオフにする
これにより、ユーザー補助機能が音量ボタンの入力を妨害することを防げる可能性があります。
まとめ
今回の不具合はハードウェアの故障ではないため、まずは解決策を試してみることをおすすめします。
現時点では Google からの公式発表はありませんが、影響範囲が広く、原因も特定されつつあるため、修正アップデートが提供されると思われます。
出典: PiunikaWeb


