先日、Android ベータプログラムに登録している Pixel デバイスに向けて、Android 16 QPR3 Beta 1 の配信が開始されましたが、アップデートを適用した一部の Pixel ユーザーから、カメラアプリのフォーカス機能に不具合が発生していると報告されています。
ベータ版にバグはつきものですが、今回は主要機能であるカメラに影響が出ているため注意が必要です。なお、Google がこの問題を認識しており、調査を開始しています。
50MP モード使用時に不具合が多発
現在報告されている主な問題は、カメラアプリで高解像度の「50MPモード」に切り替えた際、正常にフォーカスが合わなくなるというものです。
Reddit や Google IssueTracker への報告によると、画像が突然ぼやけたり、ピントを合わせようとしてカメラが激しく揺れるような動作を起こしたりすることが確認されています。
また、1 倍や 2 倍ズーム時に振動するようなエフェクトがかかったり、フォーカスが全くロックされなくなったりするケースもあるようです。
この問題は 50MP モードを使用した際に顕著に現れる傾向があり、デフォルトの 12MP モードや超広角(0.5倍)、最大ズーム時などであれば正常に撮影できるという報告が多いようです。
原因と現在の対処法
この問題は Android 16 QPR3 Beta 1 のインストール直後から発生しており、以前のビルドでは問題なかったことから、ハードウェアの故障ではなくソフトウェアのバグである可能性が高いと考えられます。
幸いなことに、Issue Tracker のコメントでは Google がこの問題について調査を開始していることが明らかにされています。
現状、修正までのタイムラインなどは示されていませんが、おそらく今後のベータ版マイナーアップデートで解消することが期待されます。

現時点では、以下のような回避策が挙げられています。
- 12MPモード(デフォルト)を使用する
- 手動でのフォーカス合わせ(タップ操作)を避ける
- カメラアプリを再起動する
まとめ
Android 16 QPR3 Beta 1 にて、Pixel のカメラ(特に50MPモード)でフォーカスが合わない不具合が報告されています。
Google は調査中ですが、現時点で完全な回避策はないため、カメラ重視のユーザーは修正を待つことをおすすめします。
とはいえ、Android ベータプログラムの対象デバイスであり、安定版を実行しているほとんどの一般ユーザーには大きな影響はありません。
出典: PiunikaWeb


