Pixel 10 シリーズでスピーカーボタンの遅延が継続中。Pixel 9 世代から修正されていない可能性

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Google 電話アプリでコーリングカードを設定した着信画面

Google の Pixel 10 シリーズでは、通話中にスピーカーボタンを切り替える際に動作が遅延または無反応になる問題が、発売から数か月経った現在も報告されています。

Pixel 9 シリーズでも同様の症状が確認されており、Android 16 の安定版や QPR2 Beta 3.2 においても解消されていません。

この不具合については 8 月に Google の Issue Tracker で報告が提出されましたが、追加データが提供されなかったとして 10 月 20 日付で「Won’t Fix(修正不可)」のステータスでクローズされており、現時点で公式な修正予定は示されていません。

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通話中にスピーカーボタンが反応しない問題

複数のユーザー報告によると、Pixel 10 / 10 Pro XL において通話中にスピーカーアイコンをタップしても、反応まで 1〜2 秒の遅延が発生したり、複数回タップしないと切り替わらないケースが確認されています。

この問題は Pixel 9 シリーズでも 2025 年 5 月ごろから発生しており、Android 16 のリリース後も継続していることから、OS バージョンに依存しないアプリ側の不具合である可能性が高いとみられます。

新しい電話アプリの UI が原因か

RedditGoogle コミュニティの報告では、Google 電話アプリの新しい通話画面でのみ遅延が発生し、通知からスピーカーを切り替えた場合は正常に動作するとの指摘があります。

そのため、問題の原因は UI の処理や描画に関連していると考えられます。古いバージョンの電話アプリに戻すことで改善したという報告も一部あります。

一時的な回避策とユーザーの工夫

一部ユーザーは、次のような一時的な対処法を挙げています。

  • 通知からスピーカーを切り替える
  • 通話画面でスピーカーアイコンを 2 回タップする
  • 画面を横向き(ランドスケープ)にして操作する
  • サードパーティ製ダイラーアプリを使用する

ただし、いずれも恒久的な解決策ではありません。Google が「修正不可」と判断して以降も報告が続いており、根本的な改善は行われていないようです。

今後のアップデートでの改善に期待

同様の報告が最新の Pixel 10 でも続いていることから、通話アプリと Android 16 の組み合わせによる互換性の問題の可能性も考えられます。

スピーカーホンを頻繁に利用するユーザーにとっては煩わしい不具合であり、今後のアップデートで早期に修正されることが望まれます。

出典: PiunikaWeb

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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