YouTube ショート動画において、モバイルデバイスから音楽トラックを追加できない不具合が発生しており、YouTube が修正に向けて対応を進めていることが明らかになりました。
iPhone と Android 双方で発生中
この問題は、ショート動画に音楽を追加しようとした際にエラーが表示され、トラックを読み込めないというものです。
iPhone ユーザーの場合は「Unable to load audio track(オーディオトラックを読み込めません)」、Android ユーザーでは「Something went wrong(問題が発生しました)」と表示され、どちらの場合も音楽が追加されません。
不具合はここ 1 週間ほど前から発生しており、Reddit や Google ヘルプコミュニティなどで複数の報告が寄せられています。すでに 5,000 件以上のユーザーが影響を受けているとされ、特定のアカウントや端末に限らず広範囲に発生しているとみられます。
YouTube が修正を準備中
YouTube の担当者がヘルプコミュニティで問題の発生を認識していることを明らかにし、修正作業を進めているとコメントしました。
具体的な修正時期は未定ですが、問題を担当チームに割り当てたことが確認されており、今後数日以内に修正が反映される可能性があります。

クリエイターに大きな影響
YouTube ショート動画は、トレンド音源や BGM を活用した動画が多く、音楽を追加できないことは再生数やエンゲージメントに大きく影響します。
そのため、クリエイターの間では「アカウントが制限されたのではないか」と誤解するケースも見られましたが、今回の件はシステム側の不具合によるものと確認されています。
一時的な回避策も
一部のユーザーは Reddit 上で、別の Google アカウントを「マネージャー権限」で追加し、そのアカウント経由でアップロードすることで音楽を追加できたと報告しています。
この方法は恒久的な解決策ではありませんが、現時点での一時的な回避策として紹介されています。
なお、YouTube では最近も「動画が暗く表示される」、「YouTube Music の共有機能が動作しない」、「iOS アプリから検索フィルターが削除された」といった複数の不具合が報告されており、ユーザーからは安定性向上を求める声も上がっています。