Google Pixel、9月アップデート後にバッテリー消費が激しくなる問題が多数報告

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Google pixel で表示した Android のバッテリーページの情報の写真

Google Pixel シリーズの一部のユーザーから、2025年9月のソフトウェアアップデートを適用後、バッテリーの消耗が著しく早くなったとの報告が相次いでいます。

目次

複数の Pixel モデルでバッテリー消耗の報告

今回のバッテリー消費に関する問題は、Android 16 QPR1 を含む 2025 年 9 月のアップデートが配信された直後から報告が増え始めました。

Reddit の Google Pixel コミュニティや Google 公式の Pixel ヘルプコミュニティでは、Pixel 9 Pro、Pixel 8 Pro、Pixel 7 など、さまざまなモデルのユーザーが同様の症状を訴えています。

報告されている症状には、以下のようなものがあります。

  • Pixel 9 Pro をほとんど使用せずに机に置いておくだけで、日中にバッテリーが 50% 以上減少する。
  • Pixel 7 で、勤務時間中にほとんど触っていないにもかかわらず、正午までにバッテリーが 50% になる。
  • Pixel 8 Pro では、アップデート前と比較してバッテリーの持続時間が約 30% 短くなった。
  • 夜間、スマートフォンを使用していないアイドル状態にもかかわらず、バッテリーが 20〜25% 消耗する。

筆者の Pixel 10 Pro では、ここまで極端な減り方はしませんが、想像しているよりも多くのバッテリーを消費しているという印象はありました。

アイドル時の CPU 使用が原因か

いくつかの報告によると、スマートフォンを使用していないときでも、システム関連のアプリがバックグラウンドで CPU を長時間にわたって使用し続けていることが、バッテリーを急速に消耗させる原因ではないかと指摘されています。

この問題は今回が初めてではなく、Android 16 のベータテスト段階からバッテリー消耗に関する問題は報告されていました。

安定版がリリースされた当初も同様の報告が急増したものの、その後は落ち着いていました。しかし、今回の 9 月のアップデートで問題が再び報告され始めています。

ユーザーによる対策と Google の対応

この問題に対し、一部のユーザーはスマートフォンの工場出荷時リセットを試みていますが、効果があったという報告と、変わらなかったという報告があり、確実な解決策とはなっていません。

また、「アダプティブオーディオ」の無効化や、Wi-Fi と Bluetooth のスキャン設定をオフにすることで、バッテリーの持ちが多少改善したという声もありますが、多くのユーザーは問題が解消しなかったようです。

現在のところ、Google はこの問題について公式な見解を発表していません。約 1 週間後に配信が予定されている 10 月のアップデートで修正が含まれるかどうかは不明です。

まとめ

Google Pixel の一部のモデルで、9月のアップデート以降にバッテリー消耗が激しくなる問題が広く報告されています。

原因はシステムアプリの動作にある可能性が指摘されていますが、Google からの正式な発表はなく、根本的な解決策は見つかっていません。

もし、同様の症状が発生している場合は、設定の見直しを行い、それでも解決しない場合にはフィードバックの送信も検討してみてください。

出典: PiunikaWeb

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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