ここ数ヶ月、Android Auto で大きな問題はなく比較的安定していましたが、最近一部のユーザーから、Spotify の操作画面が正常に機能しない問題と、ディスプレイの表示が色褪せて見えるという問題の 2 つが報告されています。
Spotify のコントロールが機能しない問題
現在報告されている問題の一つは、音楽ストリーミングアプリ Spotify に関するものです。
このバグが発生すると、Android Auto のダッシュボードに表示される Spotify ウィジェットが空白になり、音楽やポッドキャストが再生中であっても「タップして開く」というメッセージが表示されることがあります。ウィジェットは機能しませんが、Spotify アプリ本体を開くと再生中のメディアは正常に表示されます。

また、一部のユーザーからは、ハンドルの曲送りボタンなど、車に搭載されている物理的なコントロールも機能しなくなるという報告も挙がっています。
この問題は、Spotify が7月頃に「Jam」機能をサポートするアップデートをリリースした時期から発生した可能性があるようです。
多くのユーザーが Reddit などで同様の現象を報告しており、原因は Spotify アプリ側にある可能性が高いと考えられます。
そのため、今後の修正は Spotify アプリのアップデートによって行われることが期待されます。
ディスプレイの表示が色褪せる問題
もう一つの問題は、ディスプレイの表示に関するものです。この問題が発生すると、Android Auto の画面全体が色褪せたように、あるいは灰色がかって見えると報告されています。
通常は黒く表示されるべき部分が灰色で表示され、コントラストが失われた状態になります。こちらもかなりの数のユーザーが同様の問題を報告しています。

報告しているユーザーが使用している Android Auto アプリのバージョンが特定されていないため、特定のアップデートが原因なのか、あるいはサーバー側の変更に起因するものなのかは現時点では明らかになっていません。
このディスプレイの問題については、Google 側での対応が必要になる可能性が高いと見られています。
まとめ
今回報告された 2 つのバグは、多くのユーザーにとって Android Auto の利便性を損なう可能性があります。Spotify の問題はアプリ側のアップデート、ディスプレイの問題は Google 側の対応を待つしかありません。
ちなみに筆者も Android Auto とディスプレイオーディオの組み合わせで Spotify を使っていますが、今回の問題には遭遇したことはありません。
出典: 9to5Google