Google は3月初めに Pixel デバイス向けに Android 15 QPR2 と Pixel Feature Drop のアップデートを展開しましたが、新機能の導入とあわせていくつかのバグも発生しており、最近の報告ではダークモードの自動機能「日の入りから日の出まで」の設定が正常に動作しない問題が確認されています。
この機能は、Google Pixel の [設定] > [ディスプレイとタップ] > [ダークモード] > [スケジュール] から設定できるもので、「なし」、「指定した時間に ON」、「日の入りから日の出まで」という3つのオプションが用意されています。
現在発生している問題は、「日の入りから日の出まで」の自動切り替えに設定しても、説明どおりに機能していないというものです。例えば、日没時に自動的にオンにならない、手動でオンにすると日の出後に自動的にオフにならないといったものです。
Reddit や IssueTracker (1, 2, 3)などで複数のユーザーが報告しており、Android 16 Beta ユーザーだけでなく Android 15 QPR2 を実行しているユーザーからの報告もあります。また、この問題は様々な Pixel デバイスで広く発生しているようです。
なお、今年1月26日に IssueTracker で Google メンバーが「開発チームに報告済み」であることと「情報が入り次第、この問題を更新する予定」であることを伝えていましたが、その後の更新がないことから、ベータ版では修正されずに安定版に来てしまったようです。
この問題に対する回避策はなく、設定を切り替えることで一時的に解消するケースもあるようですが、「日の入りから日の出まで」の設定に戻すと再び問題が発生するようです。一方、「指定した時間に ON」のカスタム設定や Android 15 QPR2 で新しく導入された「モード」経由のカスタム設定は問題なく機能しているため、修正が入るまではこちらを設定することが推奨されます。
現時点で、この問題に対する公式な修正時期は発表されていないため、今後のアップデートを待つ必要があります。