Google はベータプログラムを Android 16 Beta 1 へと移行しましたが、Android 15 QPR2 Beta 3 では、一部の Pixel デバイスで「充電の上限を80%」に制限する設定が機能しなくなるという問題が報告されています。
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この問題が発生すると、充電の最適化設定で「充電の上限: 80%」を有効にしていても、Pixel スマートフォンは80%を突破して100%まで充電されてしまいます。Reddit や Issue Tracker では複数のユーザーから同様の問題が報告されており、Google はまだ公式に問題を認めていませんが、Issue Tracker のコメントから、すでにプロダクトチームとエンジニアリングチームに共有されていることが確認されています。
この問題は、Pixel 7 シリーズ、Pixel 8 シリーズ、最新の Pixel 9 シリーズなど、ほとんどの Google Pixel デバイスで発生する可能性があります。ただし、すべてのユーザーに影響が出ているわけではありません。実際に、私の Pixel 9 Pro Fold では Android 15 QPR2 Beta3 および Android 16 Beta 1 で80%の充電上限は機能していました。
充電の上限を80%に制限する機能は、バッテリーの過負荷を減らし、寿命を延ばすためのオプションとして、Android 15 QPR1 で正式に導入されました。以前、Google は Pixel が80%の充電上限を無視して100%まで充電することで、バッテリー容量の推定値を再調整することがあると述べていました。しかし、今回の問題はそれとは関係なく、バグである可能性が高いようです。
いずれにしても、現時点ではこの問題が Android 15 QPR2 Beta 3 特有のバグなのか、Android 16 Beta 1 でも継続する問題なのかは不明です。チームにフィードバックされているようなので、今後何らかの対応はあるはずです。