先日、Google は ChromeOS 126 で発生していた日本語変換時に正しく変換候補が表示されない問題を修正するアップデートを提供しています。しかし、それ以前から続いている｢いま｣を変換したときに表示される現在の時間が、日本標準時ではなく協定世界時(UTC±0)で表示されてしまう問題は解消していないようです。
2024/10/02 更新 : ChromeOS 129 のリリースでこの問題が修正されました。
2024/08/14 更新 : ChromeOS 127 でもこの問題は継続しています。
この機能は、Chromebook だけでなく Android などを含めた Google 日本語入力 (Google IME) を利用している場合、｢きょう｣と入力すると変換候補に今日の日付が表示され、｢いま｣と入力すれば現在の時刻が変換候補に表示されます。
本来であればタイムゾーンに合わせた時刻が候補に表示されますが、いつの頃からか｢いま｣で変換すると日本時間ではなく世界協定時(UTC±0)の時間が表示されてしまいます。
この問題は記事執筆時点における最新の安定版 ChromeOS 126.0.6478.178 だけでなく、Canary 128.0.6596.0 でも発生していました。
Chromebook 以外の Android スマートフォン、Windows、macOS での Google 日本語入力で同様の変換を試してみても問題がないことから、少なくとも Chromebook など ChromeOS デバイスだけに発生している問題のようです。
個人のアカウントと Google Workspace の両方のアカウントで確認しており、Chromebook 側の設定も言語やタイムゾーンは日本になっている状態でも問題が発生しています。日付は正しく表示されるため、時刻だけが問題ですね。
日付の変換候補に比べて時刻の変換候補を使うユーザーは少ないかもしれませんが、利用するユーザーにとっては不便なことに違いはありません。今回の問題についても対応と修正を確実なものにするため、余裕のある Chromebook ユーザーは [ChromeOS について] > [フィードバックを送信] から、説明とスクリーンショットなどの送信をお願いします。
