数日前から複数の Google Pixel 8 ユーザーから、カメラアプリの自動明るさ(露出)調整に問題が発生していることが報告されています。
2024/04/03 更新 : Google は2024年4月の Pixel セキュリティアップデートで、この問題を修正しました。
この機能は本来 Pixel スマートフォンのカメラで写真撮影をするとき、ディスプレイをタップすることでフォーカスとともに明るさも自動的に調整されるものですが、現在はズームが1倍となっているときに全く機能していないようです。倍率を変更すると明るさの調整が自動で行われることから、ハードウェアではなくソフトウェア側の問題である可能性が高いと考えられます。
Android Police では複数の Pixel 8 でテストしたところ問題の再現ができたとしており、1倍ズームの場合のみ自動明るさ調整が機能しないことを確認しています。このときのカメラアプリは Pixel Camera 9.2.113.585804376.14 となっています。
なお、Pixel 8 Pro でも同様の問題が発生しており、4:3のアスペクト比を設定している場合にのみ起こるようです。筆者は最近16:9のアスペクト比を使って撮影しているので気づきませんでしたが、4:3に変更して試してみたところ確かに明るさに変化が出ませんでした。
一方で、撮影された写真は明るさが調整されているものがあるとの報告もあるため、カメラアプリのビューファインダー側にのみに問題がある可能性もあります。
現時点では Reddit ユーザー が Issue Tracker に問題を投稿していますが、Google はまだこの問題を認めておらず、問題の修正がいつ提供されるかなどはわかりません。カメラアプリ内の問題であればすぐに修正が届くと思いますが、カメラを売りにした Pixel 8 で、しかも等倍のカメラとなると影響を受けるユーザーは多いはずなので、早めの対処を望みます。