今年5月末に海外でリリースされている「HP Pro c640 Chromebook G2」が、米国公式サイトで販売開始となりました。
「HP Pro c640 Chromebook G2」は、現行の「HP Pro c640 Chromebook」をベースにインテル第11世代プロセッサへと変更したモデルで、基本的な構成は大きく変わりませんが、価格はやや下がっているのがポイントです。
現在、エンタープライズ向けモデルはCore i5を搭載した849ドルのモデルのみ公式サイトに掲載されていますが、カスタマイズも可能になっています。
カスタマイズにはHD/フルHDディスプレイやCeleron、Pentium、Coreシリーズ、最大16GBRAM、最大256GBストレージ、指紋センサの有無などがあります。
色々と選べることは良いので、一般的に企業で使う場合に十分なスペックを想定して構成を決めてみます。
- Core i3-1115G4
- 8GBRAM
- 64GB eMMC
- 14インチ(1,920×1,080)、IPS、アンチグレア、250nits
- 非タッチスクリーン
十分な性能を発揮するインテル第11世代Core i3と8GBRAM、ストレージは64GB eMMCに強制されてしまうためやむ無し。タッチスクリーンなしでフルHDにしたとします。
そしてこの価格ですが…なんと821ドルかかり、Chrome Enterprise Upgrade Perpetualを追加すると+150ドルです。
正直、性能だけで見ると600ドルくらい(国内で言えば8万円台程度)に思えますが、800ドル超え(国内だと10万以上)なので、なかなか高めの価格設定になっています。
もちろん、これ以下のスペックにすれば価格は下がりますが、企業で利用することを考えるとこれ以下では正直厳しいと思います。
さらに海外では「HP Chromebookx 360 14c」が第11世代プロセッサにアップグレードされたモデルがリリースされているため、なおさら評価が分かれています。
※国内では未発表
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ただし、「HP Pro C640 Chromebook G2」は企業向け、「HP Chromebookx 360 14c」コンシューマーですので、立ち位置が違うことも事実です。
とは言え、企業で導入することを考えなければ新しい「HP Chromebookx 360 14c」のほうが性能も機能も価格も良さそうですので、日本でもリリースされることを期待しています。