HPと言えばつい最近、AMDプロセッサを搭載したChromebookをリリースしていますが、お次はIntelのCeleron N4100とN4000を採用した教育市場向けChromebook、「HP Chromebook 11 G7 EE」と「HP Chromebook x360 11 G2 EE」の2機種を発表したようです。
ちなみにEEとは、「Education Edition」の略ですので、そのまんま教育向けという感じですね。
今回の2機種は、ある程度スペックが出ているようでしたので簡単にまとめておきます。
いずれも基本スペックは大きく変わらず、一般的なクラムシェルタイプか360度ヒンジを採用してスタイラスペンに対応するタイプかの違いになっています。
スペック
Chromebook 11 G7 EE |
Chromebook 11 x360 11 G2 EE |
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ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366 × 768 |
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CPU | Celeron N4000 Celeron N4100 |
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RAM | 4GB 8GB |
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内部ストレージ | 32GB 64GB ※いずれもeMMCストレージ |
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外部ストレージ | microSD | |
インターフェース | USB-C ×2 USB-A ×2 |
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フロントカメラ | 5MP | |
バッテリー | 最大11時間 | |
その他 | 防滴キーボード 落下試験済み |
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オプション | – | HP EMRスタイラス |
サイズ | 幅306 × 奥行208 × 厚み18.9mm |
幅306 × 奥行208 × 厚み 21mm |
重さ | 1.33kg | 1.47kg |
今回わかっているのがこんな感じのスペックです。
基本的には、一般的に認識されている堅牢性を重視している教育市場向けのChromebookとなっています。
この堅牢性ですが、具体的な規格についてはまだはっきりしていませんが、軍用の耐用基準を満たしており、76cmの高さからコンクリに落下させても耐えることができる…というような記述がありました。
また、防滴キーボードや衝撃吸収のラバートリム、Gorilla Glassを採用しています。
この丈夫さと引き換えに、重さがいずれも1.3kgを超えているので、11インチとしてはちょっと重たいChromebookとなっています。
360度ヒンジを採用してタブレットモードが利用可能な「x360 11 G2」には、オプションでスタイラスペンが付属となるようですが、昨今多く見られた本体格納型ではなく別途モノとなりますのでご注意ください。
発売は4月予定、価格は不明
ということで、簡単に2機種のスペックをまとめておきました。
教育市場向けは堅牢性重視という方向性なのが、何となくわかりやすい機種でしたね。
なおちょっと調べてみたところ、これらの機種はAndroidアプリに対応する他、「HP Classroom Manager」というというHP独自の授業支援ソフトウェアが付属するようなので、このあたりのソフトやサポートで違いを見せるということかもしれません。
そうなると、個人ユーザー向けではないですし、スペックについてあれこれ文句を言うのも筋が違いますのでこの辺で。
ちなみに発売は4月を予定しているようですが、価格については明らかになっていません。
実際に発売となったら、細かいところを追記するかまとめ直そうと思います。
参考HP launches 2 beefy Intel-based Chromebooks for education market