今回の記事では、Chromebookでアダプティブ充電を有効にする方法と、Google Workspace アカウントでログインしていて[この設定は管理者によって管理されています]と表示されて変更できない場合、管理者が管理コンソールからアダプティブ充電を有効にする方法を紹介します。
Chromebook のアダプティブ充電は、Chromebookをフル充電した状態で長時間使用すると時間の経過とともにバッテリー容量が減少してしまうため、それを防ぐためにフル充電を遅らせる機能です。アダプティブ充電が有効になると、毎日の充電パターンが機械学習によって分析され、電源から抜いた時間の予測に基づいてChromebookをフル充電する時間を調整します。
Chromebook で アダプティブ充電 を有効・無効にする
Chromebook のアダプティブ充電を有効または無効にするためには、以下のページにある設定を切り替えるだけです。
- [設定] > [電源] > [アダプティブ充電]
ただし、Google Workspace アカウントで Chromebook にログインしている場合、以下のように設定を切り替えることができないことがあります。
このような場合、管理者が管理コンソールからアダプティブ充電をユーザーが利用できるようにする必要があります。
管理コンソールからアダプティブ充電を有効・無効にする
設定を変更する権限を持つアカウントで管理コンソール admin.google.com にログインし、メニューから以下の項目を切り替えます。
- [デバイス] > [Chrome] > [設定] > [ユーザーとブラウザの設定] > [アダプティブ充電モデル]
探すときには[ユーザーとブラウザの設定]までたどり着いてから、全文のフィルタで「アダプティブ充電」と入力するか、URLで直接飛ぶと便利です。
この[アダプティブ充電モデル]を有効または無効にすることで、同じドメインの Google Workspace アカウントでログインしている Chromebook のアダプティブ充電の有効・無効が切り替わります。
Google が2023年9月に正式発表し、今後数ヶ月以内に利用できるようになるとしていました。ChromeOS 119 になったことでちゃんと機能しているように見えましたので、アダプティブ充電を試したいけど Google Workspace アカウントでログインしていて設定ができない場合には、以上のような設定を試してみてください(管理者権限があることが必要ですが)。
なお、このアダプティブ充電は対応するファームウェアをサポートしているデバイスでのみ利用可能なようです。そのため、古いデバイスや一部のデバイスではアダプティブ充電の設定ができない可能性があります。