GoogleがChrome OSデバイス上で動作する(オフラインのChromebookでも動作する)文法チェッカーの開発に取り組んでいることが先月報告されましたが、Chrome OS 97へのアップデートともにフラグとして実装されていることがわかりました。
この機能は新機能になりますが、Stable ChanelでもChrome OS 97であればフラグを有効にすることで試すことができます。
ただし、現時点では文法チェック機能は「英語」のみに対応しています。
新しい文法チェック機能を試すには、フラグ #enable-cros-on-device-grammar-check をDefaultからEnableに変更して再起動します。
その後、Chrome OSの設定メニューから[言語と入力方法]のセクションを選び、[入力方法]から”スペルと文法のチェック”を有効にすれば、文法チェック機能を使えるようになります。
この状態でブラウザ上に英語でテキストを入力していると、文法の間違いに対して青い下線が引かれるようになります。
ただリアルタイムでサクサク指摘してくれるわけではなく、一つの文を書き終わったあとにゆるっと間違いを指摘するという感じなので、スピーディーに書きたい場合は少々気になるかもしれません。
そしてこの機能ですが、なんとオフラインでも動作することが確認されています。オフラインとオンラインで機能に違いが出てくるかまで検証はしていませんが、少なくとも文法チェック機能が働いていることは確認ができました。
オンラインの状態で機能するアプリや拡張機能は多数ありますが、組み込みでオフラインで動作する文法チェック機能をChromebookでも使えるのは魅力的です。
とは言え、まだ対象は英語のみとなっていますし、実験的な機能という位置づけですので今後どうなるかに期待です。
Source : About Chromebooks