先月末、タブレットのティーザーイメージを共有したHMD Globalが初のAndroidタブレット「Nokia T20」を発表しました。
事前にイメージが登場していたことやスペックの一部も明らかとなっていたことから目新しさはないかもしれませんが、思ったよりも手頃な価格とバランスの良さそうなスペック、さらに一部情報筋では米国でも発売されるということで入手のしやすさからも期待できるデバイスです。
まずは英国を含む一部のグローバル市場でWi-Fiのみの4GBRAM/64GBストレージモデルが179.99ポンド(約225ドル)、LTEサポートモデルが199.99ポンド(約272ドル)で予約注文可能となっています。
米国では11月17日から発売されるという情報があり、4GBRAM/64GBストレージのWi-Fiモデルが249.99ドルになると言われていますが、この他のモデルの価格は明らかになっていません。
スペック
OS | Android 11 |
ディスプレイ | 10.4インチ 2,000×1,200 |
CPU | Unisoc T610 |
RAM | 3GB 4GB |
内部ストレージ | 32GB 64GB |
外部ストレージ | microSD(最大512GB) |
リアカメラ | 8MP AF |
フロントカメラ | 5MP |
ネットワーク | Wi-Fi 5 ac Bluetooth 5.0 (OP)LTEサポート |
ポート | USB-C イヤホンジャック |
バッテリー | 8,200mAh 15W急速充電対応 |
その他 | IP52対応 フェイスアンロック |
サイズ | 247×157.5×7.8mm |
重さ | 470g(LTE) 465g(Wi-Fi) |
手頃なAndroidタブレットとしては非常に安定したスペックを期待でき、2年間のOSアップグレードと3年間の毎月のセキュリティパッチのリリースが約束されているため、他の低価格帯のAndroidタブレットよりも安心感があります。
ディスプレイは10.4インチの2,000×1,200という5:3のアスペクト比を採用し、ベゼルも狭めになっているため、かなりコンパクトな印象です。
また本体はアルミニウム製ユニボディとなっています。
CPUはやや古いUnisoc T610を採用していますが、MediaTek Helio P35と同程度のベンチマークでエントリークラスではあるものの、Webブラウジングや動画再生、SNSなどであれば十分な性能と言えます。
またUSB-Cポートに8,200mAhの大容量バッテリー、15W急速充電対応など手頃な価格の割にしっかりと今風に仕上げられているため、使い勝手の面でも期待ができます。
さらに別売りとなりますが専用のカバーケースも存在しているため、なかなか良さそうなデバイスだと思います。
入手のしやすさを考えると米国に登場してAmazon.comで販売されたタイミングで購入するのがベストだと思いますが、我慢できない人はClove Technologyなどに登場したタイミングでヨーロッパ方面から購入するのも方法としてあります。
いずれにしても日本から購入するにはもう少し待たねばならないと思います。
これ、買うと思います。
Source: XDA Developers