Google AI Pro と AI Ultra の違いまとめ:日本で使える機能・料金と Chromebook Plus 特典

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Google AI Pro と AI Ultra の違いまとめ:日本で使える機能・料金と Chromebook Plus 特典

Google が提供する AI サブスクリプション「Google AI Pro」と「Google AI Ultra」は、Gemini などの生成 AI をより高度に活用できる個人向けプランです。

この記事では、両プランの料金・機能の違いや、日本で利用できる範囲、さらに Chromebook Plus 購入者が受けられる 12 か月無料特典について詳しく紹介します。

目次

Google AI プランとは

Google AI プランは、Gemini や Veo、Flow などの AI サービスを個人で利用できるサブスクリプションです。

もともと「Google One AI プレミアム プラン」として展開されていたものが名称変更され、現在は AI ProAI Ultra の 2 段階構成になっています。

これらのプランを契約すると、Gemini アプリ(スマートフォン・ウェブ)や Gmail、ドキュメントなどの Workspace アプリ内で Gemini Pro / Ultra モデルを利用できます。また、動画生成モデルの Veo、音声生成やエージェント機能を備える Flow など、Google の最新 AI ツールとも連携可能です。

料金・ストレージ比較

プラン月額料金ストレージ容量無料期間
Google AI Pro2,900 円 / 月2 TB初回 1 か月無料
Google AI Ultra36,400 円 / 月30 TB初回 3 か月は 18,000 円

Google AI Pro プランの詳細

AI と豊富なストレージで、生産性を高めることができます。Gemini アプリも含まれています。

  • 料金と容量:月額 ¥2,900(初月無料)/ 2 TB
  • 主な機能:
    • Gemini アプリ:Gemini 2.5 Pro、Deep Research を利用可能。Veo 3.1 Fast による動画生成にも制限付きでアクセス可能
    • Flow:映画のようなストーリー生成に対応する AI 映像制作ツールを利用可能。Veo 3.13 も使用可
    • Whisk:Veo 3.3 による画像から動画生成機能を利用可能
    • AI クレジット:毎月 1,000 クレジット(Flow / Whisk 用)
    • NotebookLM:音声要約やノートブック機能の上限が通常の 5 倍
    • Google 検索拡張:Gemini 2.5 Pro と Deep Search を利用可能。米国ではローカルビジネス価格確認の通話機能にも対応
    • Jules:デベロッパー向け非同期コーディングエージェントの上限拡大
    • Gemini Code Assist / CLI:IDE 拡張および CLI のリクエスト上限増加
    • Google アプリ統合:Gmail、ドキュメント、スプレッドシートなどで Gemini を直接利用可能
    • Google Home Premium(Standard):30 日間のアクティビティ履歴や Gemini 機能を利用可能(詳細は こちら
    • ストレージ:Google ドライブ、フォト、Gmail 合計 2 TB

Google AI Ultra プランの詳細

AI 機能の使用上限を大幅に拡張し、最先端の機能を追加で利用できる最上位プランです。AI Pro プランの内容に加えて、さらに次のような機能を備えています。

  • 料金と容量:月額 ¥36,400(初回 3 か月間 ¥18,000)/ 30 TB
  • 主な機能:
    • Gemini アプリ:Gemini 2.5 Deep Think(Google の最先端推論モデル)と Veo 3.13(最新動画生成モデル)を最大限利用可能
    • Flow / Whisk:AI 映像制作ツールを最大限活用可能。Veo 3.13・Veo 3.3 対応
    • AI クレジット:毎月 25,000 クレジット(Flow / Whisk 用)
    • NotebookLM:最大上限と次期モデル機能に対応(近日提供予定)
    • Google 検索拡張:AI エージェント、Deep Search、ローカル価格確認通話などを最大限利用(米国のみ)
    • Jules:開発者向け非同期コーディングエージェントの上限が最大
    • Gemini Code Assist / CLI:リクエスト上限が最大化
    • Google フォト:リミックス生成および Veo 3.3 による写真動画生成の上限が最大(米国限定)
    • Google アプリ統合:Gemini in Gmail、ドキュメントなどの使用量上限が最大化
    • Google Home Premium(Advanced):連続動画履歴、予定説明などの機能に対応
    • Project Mariner(早期アクセス)エージェント型リサーチプロトタイプでタスク効率化(米国のみ)
    • YouTube Premium 個人プラン広告なし・オフライン・バックグラウンド再生が可能(提供国限定)
    • ストレージ:Google ドライブ、フォト、Gmail 合計 30 TB
    • 提供国:AI Ultra は 140 か国以上、YouTube Premium は 40 か国以上で提供

日本で利用できる範囲と注意点

Gemini アプリ、Gemini for Workspace、NotebookLM など主要機能はすでに日本語対応済みです。Veo 3.1 Fast や Flow、Whisk などの生成ツールも日本から利用できます。

ただし、AI Agents、価格確認通話、Project Mariner など一部機能は米国のみの提供となっています。

また、契約対象は個人の Google アカウントのみであり、Workspace Business / Education のドメインでは別契約が必要 です。

どちらを選ぶべきか

用途推奨プラン特徴
日常の調べもの、ライティング、資料作成AI Pro月額約 3,000 円で Gemini Pro や Deep Research、2 TB ストレージを利用可能。
映像生成、AI 研究、プロダクションAI Ultra月額約 36,000 円で Deep Think、Veo 3.13 などの最上位モデルを利用可能。

個人・中小企業のユーザーやクリエイター。研究者であれば、まずは AI Pro プラン から始めるのが現実的です。

高度な生成ツールやプロジェクト用途には AI Ultra が最適ですが、コスト面を考慮すると利用目的の明確化が重要になります。

筆者は個人ユーザー、個人事業主、企業ユーザーとして Gemini を複数のアカウントで利用していますが、ほとんどのユーザーは AI Pro プランで十分です。もしこれを使っていて、恒常的に上限に到達するのであれば、そこで初めて AI Ultra を検討する流れが良いと思います。

Chromebook Plus 購入で「Google AI Pro プラン」を 1 年無料で利用可能

現在、日本では Chromebook Plus シリーズ購入者を対象に Google AI Pro プランを 12 か月無料で利用できる特典が実施中です。

通常月額 約 ¥2,900(年額 約 ¥34,800 相当)のサブスクリプションを 1 年間無料で試すことできます。

  • 対象期間:2026 年 1 月 31 日まで
  • 対象デバイス:
    • Google 公認「Chromebook Plus」モデル(日本国内販売機種を含む)
    • 一部旧モデルで OS アップデートにより Chromebook Plus として認められたモデル
  • 特典内容:Google AI Pro プラン(2 TB ストレージ、Gemini Advanced 利用可)を 12 か月無料で利用可能

より詳しい内容や登録の手順については、以下の記事で紹介しています。

また、おすすめの Chromebook Plus モデルなど機種については、以下の記事をご覧ください。

まとめ

「Google AI Pro」は、Gemini Pro や NotebookLM を活用したい個人ユーザーや中小事業者に最適な標準プランです。一方、「Google AI Ultra」は、動画生成・AI エージェントなど最先端機能を必要とするプロフェッショナル向けとなります。

また、現在は Chromebook Plus を購入すると Google AI Pro を 1 年間無料で利用できる特典が実施されています。AI 活用を始めるには、最もコストパフォーマンスが高い絶好のタイミングと言えるため、この機会に Chromebook Plus の購入もぜひ検討してみてください。

出典 : Google One, Google One ヘルプ, Google Workspace Updates

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著者情報

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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