Chromebookと言えば、一般的にブラウザやGoogle Workspaceやクラウドサービスを利用するのに最適で、日本では教育現場やビジネスへの導入が進んでいます。
もちろん個人ユーザーへの広がりも見せているわけですが、Googleはさらにゲームユーザーに対してもアプローチを考えており、「ゲームモード」と呼ばれる機能の開発に取り組んでいることが明らかになりました。
Chrome Unboxedによると、GoogleはChrome OSにLinuxのSteamを導入できる「Borealis」というプロジェクトの一環として、対象となるゲームウィンドウがフルスクリーンになると「ゲームモード」がオンになるというコミットがChromium Gerritから明らかになりました。
ゲームモードが有効になると、ゲームウィンドウ内でポインタのロックやパフォーマンスの優先順位が変更されるなど、ゲーム優先環境になるようです。
また、ゲーム中であってもメッセージや画面録画機能などにアクセスできる可能性があることも別のコミットからわかっています。
現在、ChromebookユーザーはGeForce NowとStadia(国内未対応)の2つのゲームストリーミングサービスにアクセスできますが、今後Steamにもネイティブ対応することが明らかにされているため、Chromebookはゲーミングデバイスとしても面白い選択肢になりそうです。
さらに今年の後半にはハイエンドなChromebookの登場も期待されていますので、ビジネスや教育現場以外での活用にも有効な話だと思います。
ただ、いまのところゲームモードが実装されるタイミングはわかりませんし、そもそも日本ではGeForce Nowしかゲームストリーミングサービスが対応していないため、そこのハードルがクリアされない限りは、日本でゲーム向けのChromebookとして広まるにはまだまだ時間がかかりそうです。
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Source: Chrome Unboxed