Chromebookをお使いの人でもあまり馴染みがないかもしれませんが、Chromebookには初期の頃からカメラアプリが搭載されています。
3年前に録画機能がやっと採用され、最近ではQRコードリーダーを搭載していますが、かなり地味な改善がほとんどで目立った変更は加えられていませんでした。
しかし最近になって、Chromium Gerritで「エキスパートモード(Expert Mode)」と呼ばれる機能が開発されていることをChromeUnboxedが発見しています。
この機能は、様々な要素を手動でコントロールできるものとなります。
現在わかっている機能として、オートフォーカス機能を備えたものであればユーザーの顔に自動で焦点を合わせてくれる顔検出機能、PTZ(パン/チルト/ズーム)機能、ビデオプロファイルとビットレートの設定、録画時にビデオエンコードオプションの選択などです。
このうち、PTZに関しては非対応のハードウェアの場合は表示されないことがわかっています。
録画機能も一部のハードウェアでは調整できないようですが、h.264ビデオプロファイルとビットレートオプションのテストをしているようです。
現時点では、フラグにも表示されていないため、Canaryチャンネルでも簡単には試すことができないようですが、いずれは登場すると思われます。
これらの機能が実装されれば、例えば学校の授業などでカメラアプリを使って写真・動画撮影を行う際にも活用しやすくなりますし、Web会議などの利用時にもフォーカスをあわせるといった基本的な動作に期待ができます。
ただ、Chromebookにどこまで求めるのかにもよりますし、そもそも地味な機能であることも否めません。
しかしGoogleはChromebookのカメラアプリでより多くのことをできるよう、取り組んでいるようです。
見た目と動きはともかく、機能がある程度できていることを見るとCanaryチャンネルやフラグとして登場するのも近いと思いますので、詳細がわかれば改めてまとめたいと思います。
Source: Android Police, ChromeUnboxed