1月末に海外で教育機関向けに発表のあったDELLの「Chromebook 3400」と「Chromebook 3100」、「Chromebook 3100 2-in-1」の3モデルですが、ついに日本でも発表・受注開始となりました。
発表時点では駆け足でまとめてしまっていたので抜けがいくつかありましたが、今回の日本国内発表によってはっきりとしていますので、改めてスペックを紹介しておきます。
3モデルのスペック
実際には「3400」と「3100」という2つのモデルですが、「3100」には2-in-1のコンバーチブルタイプと通常のクラムシェルタイプがあるため、3モデルとしています。
New Chromebook 3400 Education
スペックについては下記のようなもの。
Chromebook 3400 | |
ディスプレイ | 14インチ 1,920×1,080 / 1,366×760 ノングレア タッチ非対応 |
CPU | Celeron N4000 Celeron N4100 |
RAM | 4GB / 8GB |
内部ストレージ | 32GB / 64GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
インターフェース | USB Type-C ×2 USB-A(3.1) ×2 ヘッドホン |
バッテリー | 最大12時間 |
その他 | MIL-STD 810G 準拠 10,000回落下テスト 防滴キーボード |
サイズ | 幅339.6 × 奥行236.9 × 厚み22.8mm |
重さ | 1.56kg |
価格 | HD(4GB/32GB):52,980円 フルHD(4GB/32GB):54.980円 フルHD(N4100/8GB/64GB):64,980円 |
こんな感じです。
14インチクラスとしてはやや重めな印象ではありますが、置き型のノートパソコンとすればスペック的にも十分なバランスになっていると思います。
Chromebookとすればミドルレンジの機種になりますが、堅牢性に重きを置いているのがDELLの特長的なところですね。
構成から考えると、教育機関だけでなく法人向けとしても良さそうな1台ですね。
すでに日本語ページがありますので、気になる方はそちらをチェックしてみてください。
https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/cty/pdp/spd/chromebook-14-3400-laptop
New Chromebook 3100 2-in-1
スペックは下記のような感じ
Chromebook 3100 2-in-1 | |
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366×760 |
CPU | Celeron N4000 |
RAM | 4GB / 8GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
インターフェース | USB Type-C ×2 USB-A(3.1) ×2 ヘッドホン |
バッテリー | 最大13時間 |
その他 | MIL-STD 810G 準拠 10,000回落下テスト 防滴キーボード |
サイズ | 幅303.9 × 奥行215 × 厚み21.5mm |
重さ | 1.41kg |
価格 | 4GB/32GB:57,980円 8GB/32GB:64,980円 |
こちらは11インチのうち2-in-1のコンバーチブルタイプの「Chromebook 3100」です。
コンバーチブルなので、通常のノートパソコンのように使えたり、折り返してタブレットとしても使うことが可能です。
エントリークラスのスペックとなっていますが、採用されているCPUはCeleronのN4000となっていますので、動作的にはさほど問題はないと思います。
インターフェース周りを含め機能面では新しくなっていますし、あえて最新CPUでないからなのか地味にバッテリーの駆動時間が最大13時間と長めです。
相変わらず重さもありますが、堅牢性との引き換えであることを考えると、普段は施設内に置いておいて、必要に応じて持ち帰らせたりといった使い方をすることを想定しているように思います。
また8GBRAMを選択できるようになったことで、多少複雑な作業をしても安心かと思いますので、重さと作業への余裕を考えると中学校とか高校などある程度の年齢に対する導入が向いているような感じです。
https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/cty/pdp/spd/chromebook-11-3100-2-in-1-laptop
New Chromebook 3100 Education
こちらは前述の2-in-1と同じ「Chromebook 3100」ですが、一般的なノートパソコンスタイルとなっています。
Chromebook 3100 | |
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366×760 タッチ対応/非対応あり |
CPU | Celeron N4000 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 16GB eMMC 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
インターフェース | USB Type-C ×2 USB-A(3.1) ×2 ヘッドホン |
バッテリー | 最大14時間 |
その他 | MIL-STD 810G 準拠 10,000回落下テスト 防滴キーボード |
サイズ | 幅303.9 × 奥行207.9 × 厚み20.8mm |
重さ | 1.29kg |
価格 | タッチ非対応16GB:47,980円 タッチ対応32GB:52,980円 |
こちらはこんな感じ。
11.6インチですが、ストレージの容量によってタッチ対応・非対応モデルの2つが存在しています。
基本的には2-in-1タイプと同じような構成ですが、奥行きがわずかに小さく重さも1.29kgとなっていますのでより持ち運ぶことを考えたChromebookとなっています。
またバッテリー駆動時間が最大14時間あり、長い時間使えますので、朝から夕方まで授業で使い続けても安心だと思います。
性能面では同じくCeleron N4000とエントリークラスですが、さほど重くない作業をさせたり、コンピューターに触れる程度の使い方をするくらいなら全く問題はないと思いますし、それなりに軽いので何となく小学生や低年齢層に向けたモデルであるように思います。
こうしてみると微妙に3モデルの違いが見えてきますので、目的に応じた選択ができるんじゃないでしょうか。
https://www.dell.com/ja-jp/work/shop/cty/pdp/spd/chromebook-11-3100-laptop
まとめ
ということで、ざっくりと日本国内の教育機関向けに販売されるDELLの「Chromebook 3400」と「Chromebook 3100」、「Chromebook 3100 2-in-1」の3モデルについてまとめておきました。
正直なところ、堅牢性を重視していることがメインになり、尖ったポイントはないように思いますが、Chromebookらしいモデルだと思います。
ただその中でも、14インチのChromebookを出してきたのはASUSに続き2社目ですので、法人としても選択肢に入るかもしれません。
11インチの2台はビジネスというよりもやっぱり教育現場向けのモデルだと思いますので、それぞれの役割と導入コストを見ながら検討するほうがよいと思います。
そんなわけで興味を持たれた方はDELLの公式サイトでそれぞれのモデルをご覧になってみてください。