DELLが「Inspiron Chromebook 11 / 11 2-in-1」という新機種を発表

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DELLがさりげなく「Inspiron Chromebook 11」と「Inspiron Chromebook 11 2-in-1」という新機種を発表しています。

DELLから11インチのChromebookシリーズで、「Inspiron」の名をつけられた新製品が購入できるようになっていました。

調べてみたところ、基本的な構成に大きな差はなさそうですが、クラムシェルモデルと360度ヒンジのタッチ対応モデルという差とサイズ感等に微妙な違いがあるようなので、両者を比較しつつまとめようと思います。

現時点では海外DELLの公式サイト上に掲載されているだけなので、日本国内での購入はまだ不明といったところ。

というわけで、今回はDELLが発売した「Inspiron Chromebook 11」と「Inspiron Chromebook 11 2-in-1」の2モデルのスペックを紹介していきます。

目次

「Inspiron Chromebook 11」と「2-in-1」

Inspiron
Chromebook 11
Inspiron
Chromebook 11
2-in-1
ディスプレイ 11.6インチ ノングレア
1.366 × 768
タッチ非対応
11.6インチ IPS
1.366 × 768
タッチ対応
CPU Celeron N3060
1.6-2.48GHz(2core)
RAM 4GB
内部ストレージ 16GB
32GB
32GB
64GB
外部ストレージ microSD
ポート USB3.1 ×1
HDMI ×1
イヤホンジャック
AC電源ポート
バッテリー 最大10時間駆動
サイズ 幅303.3 × 奥行206
× 厚み 20.75 mm
幅303.8 × 奥行207.9
× 厚み 20.75 mm
重さ 1.4kg 1.43kg
価格 16GB:$199.99
32GB:$239.98
32GB:$279.99
64GB:$319.98

スペックについてはこのような感じになっています。
正直なところ、日本国内でも流通している現行の「DELL Chromebook 11 3180」とスペックはほぼ同じになっています。

採用されているCPUもCeleronのN3060ですし、RAMは4GB標準になっていますがパッと見は前モデルの「Chromebook 3180」と変化はありません。ポートなども変化がないのでどうしたもんかと思ったところですが、細かいところを見ていくと、重さは前モデルの「3180」より200gくらい重くなっているようです。

あえて大きな違いと言えば、「2-in-1」モデルがリリースされたことでタブレットモードやテントモードでの利用が可能になったので、前モデル「Chromebook 3180」よりも活用の幅が広がったと考えられます。

ただここで気をつけたいのは、今年の1月に同じように360度ヒンジを採用してタブレットモードにもなる「Chromebook 5190」という機種が一般向けユーザー向けでリリースされていることです。
こちらも日本未発売となっていますが、EMRペン対応モデルがあったりCPUはCeleronN3350やN3450を採用したモデルがあるので、スペック的にはやや上という存在があることに留意する必要はあります。

が、今回発売された「Inspiron Chromebook 11」は、一般でも教育向け、しかし学校用というより家庭で子どもに与えるChromebookという印象が強くなっています。

なんだかんだ言っても、ChromeOSなので動作スペック的には問題ありませんし、性能が上がるイコール価格も上がるといえますので、子ども向けの低価格帯Chromebookとしてはある意味でスタンダードな位置づけの製品かと思います。

ここでちょっと気になった点なのですが、「Chromebook 3180」は教育現場向けと銘打ったこともあり堅牢さアピールのため、規格準拠となっていましたが、今回のモデルにそのような記載はありませんでした。しかしキーボードに関しては防滴仕様であるという旨が書かれていたので、ハードに持ち歩いて使うというよりも、どこか拠点に置いて使うことがメインと考えられているようです。

価格については、非タッチモデルの下位が約23,000円、タッチ対応の上位モデルが約36,000円程度と比較的低価格で購入ができるChromebookとなっています。
このことからも、主に子どもに対して、家庭用として使用するというのが良さそうなChromebookではないでしょうか。

まとめ

ここまでざっくりと「DELL Inspiron Chromebook 11」の2種類について紹介してきましたが、いかがでしょうか。

最近のDellがリリースしてくるChromebookは正直なところ地味な機種が多いのですが、決して外しているわけでもないお硬いところを狙った製品が多いように思います。
今回も目立ったところはないけれど、悪いわけでもない、フツーで地味に良いモデルだと思います。

ただ他に目立つChromebookが沢山出てきていますから、必ずしもこれを選ぶ必要はないわけではありますが、選ぶ価値がないとは言えないですし、選んでも使い勝手は悪くないかと思います。
ちなみに前モデルとなっていまいますが、ひとつの意見としてよくツイッターでもお世話になっている「かぶ」さんの記事がとても良いかと思います。

https://office-kabu.jp/chromebook/dell-11-3180/pr-dell-cb11-3180-01

前モデルは日本国内でも正規販売されているため、その実機レビューとなっています。実際に手にした方の感想を見ていただく方がよりよいかと思いますのでご参考まで。

現時点では、今回紹介している「Inspiron Chromebook 11」と「Inspiron Chromebook 11 2-in-1」の日本国内向けの販売については不明ですが、リリースされれば教育現場向けや学生向けChromebookとしては安価で入手のしやすい良い1台となるような気がします。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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