米国CTLがインテルの第10世代Comet Lake CPUを搭載する「CTL Chromebox CBx2」を発表しています。
すでにHPが同様に第10世代CPUを搭載したChromeboxをリリースしており、あちらは豊富なCPUの選択肢がありますが、CTLのChromeboxはCeleron 5205UもしくはCore i7-10610Uのどちらかという割り切ったラインナップとなっています。
Chromebox CBx2 のスペック
Celeronモデル | Core i7モデル | |
CPU | Celeron N5205U | Core i7-10610U |
RAM | 4GB (最大16GB) |
8GB (最大64GB) |
内部ストレージ | 64GB eMMC | 128GB eMMC |
外部ストレージ | microSD | |
フロントポート | USB-A(3.0) x2 オーディオジャック SDカードリーダー |
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リアポート | USB-C x1 USB-A(3.0) x1 USB-A(2.0) x1 HDMI x2 Ethernet RJ45 x1 |
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ネットワーク | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 6(AX201) Bluetooth 5.1 |
その他 | VESA対応 | |
自動更新ポリシー | 2028年6月 | |
価格 | 279ドル | 799ドル |
このような構成になっています。
Celeronモデルは、HPがリリースしているものよりストレージが倍となっていながら価格は279ドル(現在259ドル)で販売されることになるため、かなりお手頃のモデルと言って良さそうです。
また上位のCore i7モデルは、10610Uと8GBRAM、128GB eMMCストレージを備えているため、作業用のChromeboxとしても十分な性能ですし、Web会議システムのベースとしても有用なモデルだと思います。
上位モデルのベース価格は799ドル(現在729ドル)で、これまでのハイエンドChromeboxと大きな差はありませんが、さらにRAMとストレージをアップグレードすることもでき、そうすると価格は間違いなく800ドル~1000ドルになってしまうため、どこまで性能が必要なのかは見極める必要がありそうです。
また、「Chromebox CBx2」を最新モデルとなるため、Wi-Fi 6やBluetooth 5.1をサポートし、デュアル4K出力が可能なHDMIポートを2つ備えています。
自動更新ポリシーも2028年6月までと現在では最長のサポートですので、一般だけでなく企業・文教向けとしても悪くないモデルだと思います。
しかし、このモデルも米国市場のみで展開されているため、国内では通常入手は難しい(ロジクール等とのWeb会議システムには含まれていますが)ので、まだまだ趣味のデバイスという立ち位置になってしまいそうです。
なお「CTL Chromebox CBx2」の購入自体は一般でも可能で、公式サイトでは予約を開始しており、11月中に出荷を開始する予定となっています。
ただこれも米国国内に限った話なので、日本から購入するのは現状難しいです。
もしかしたら今回も、しれっと米国Amazonでも販売される可能性はありますので、しばらくは様子見となりそうですね。
「CTL Chromebox CBx2」の詳細については、以下のCTL公式サイトをチェックしてみてください。