これまでにChromebookでは、WebアプリだけでなくAndroidアプリ、Linuxアプリのサポートもしていますが、アプリに関してはまだまだ解決できない問題はあります。
例えば、日本における多くのユーザーにとって、Chromebookで最初にぶつかる問題は”Windowsアプリが動かない”ということですが、この点については現在、Googleがそれを解決するべく独自の手段に取り組んでいます。
しかし、Googleが取り組んでいる機能は現時点では企業向けとされており、一般ユーザーが利用できるかどうかはわかっていません。
そこでサードパーティのCodeWeaversが開発する「Crossover」というアプリがあるわけですが、最新バージョンの「Crossover 20 for Chrome OS」で、ついにChromebookでもWindowsアプリの動作をサポートしたことを正式に発表しています。
CodeWeaverは、2017年からChromebook向けのCrossoverをリリースしていましたが、ChromeアプリではなくAndroidアプリで動作するものでした。
今回新しく発表されたバージョンでは、AndroidアプリだけでなくLinuxコンテナを利用したものとなっているようです。
このChrome OS向けとなった「Crossover」アプリは、40ドルでの現行バージョン買い切り、現行バージョンの12ヶ月サポートとアップデート付きで60ドル、無期限サポートとアップデートは500ドルという価格で販売されています。
また注意点としては、お手持ちのChromebookが以下の条件を満たしていることが必要です。
- Linuxがサポートされた機種(2019年以降の新モデルなら大丈夫)
- Intelプロセッサ
- 2GBRAM
- 200MB以上のストレージ+インストールしたいアプリの容量分
このような条件ですが、2019年以降に販売されている比較的新しいChromebook(国内ではなく海外で)を購入している方は問題ないかと思いますが、CPUがインテル製でなければなりません。
さらにWindowsアプリケーションのすべてにCrossOverとの互換性があるわけではないため、CodeWeavers公式の互換性データベースから確認する必要があります。
ただ、掲載されいてる情報は海外向けアプリがほとんどのようなので、国内のアプリケーションが使えるかどうかは定かではない…ということもあって、ちゃんと購入前には14日のトライアルもあるので、試しておくのが無難だと思います。
もしChromebookを使っていて、どうしてもWindowsを使いたいor使う場面が出てしまった…という方には、Crossoverという選択肢もあるので、検討してみてみるのも良いかもしれません。
ちなみに私、トライアルやってみます。
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