昨年の4月に開発が始まっているChromebook「Zork」ですが、ついにGeekbench上にベンチマークスコアが登場し、予想どおりAMDプロセッサを搭載し、Ryzen 7 3700Cであることが明らかになりました。
さらに調べてみたところ、Chromebook「Zork」にはRyzen 3 3250Cを搭載するモデルも含まれていることもわかりましたので、AMDのプロセッサを搭載して少なくとも2つのバリエーションがあるということになります。
今回Geekbenchに登場したベンチマークはいくつかありましたが、そのうちRyzen 7 3700CとRyzen 3 3250Cのものを参考として一つずつ掲載しておきます。
モデル名は、「Google zork」としか書かれていないため、どこのメーカーの機種かはわかりません。
Android 9で動作していますが、もちろんChrome OSになるはずです。
これによると、Ryzen 3 3250C搭載モデルは4GBRAMのスタンダードクラス、Ryzen 7 3700C搭載モデルは8GBRAMとハイエンドなモデルであることがわかります。
また、Ryzen 3 3250CにはRadeon Graphics、Ryzen 7 3700CにはRadeon Vega Mobile Gfxが含まれているため、同価格帯のIntel CPUを搭載するChromebookよりもグラフィックス性能が向上していると思われますので、今後はかなり面白い選択肢になるんじゃないでしょうか。
そしてベンチマークが登場したということは、開発もほぼ完了に近づいていると言えますので、近いうちにより詳細なChromebook「Zork」の情報が出てくると思います。
ハイエンドなAMDのプロセッサ(APU)を搭載したChromebookの情報はあっても、ここまで具体的なものが出てこなかったので、ようやくと言った感じ。
期待できそうです。
参考 Geekbench