色々とポートの制限も多いChromebookですが、それをカバーするようにBluetoothのデバイスを利用している方も多いと思います。
そんな方々に朗報なのが、今後はChromebook(Chrome OS)でも、それぞれのBluetoothデバイスのバッテリー残量をチェックすることが可能になります。
すでにAndroidやiOS、MacOSなどでも可能なバッテリー残量チェックですが、ようやくChrome OSも追いついてきたという感じですね。
一応、手持ちのデバイス(betaとdevチャンネル)では、機能の有効化を確認していますが、Stableチャンネルでは試していませんので、もしかしたらまだダメかも。
ただ、現在も開発段階であることが頷ける問題も残っているようですので、全員にオススメできるものではありません。
今回のこの機能も、Chrome://flags から有効化する必要があります。
“battery”などのワードで機能を探せばすぐ出てくると思います。
この機能を有効化して再起動させると、Bluetoothデバイスのバッテリー残量がクイック設定やBluetooth設定画面から確認できるようになります。
ご覧のとおり、各Bluetoothデバイスのバッテリー残量が表示されているのがわかりますね。
ただこの機能、冒頭でもお伝えしたとおり問題が少なくとも2つは残されているようです。
一つは、上の画像でもお気づきかと思いますが、バッテリー残量が表示されるデバイスとされないデバイスが存在しています。
この差が何なのかははっきりとしていませんが、全てのBluetoothデバイスのバッテリー残量が表示されるわけではないことはご注意ください。
もちろん、この残量が正確なのかどうかにも問題はありますが、それは他でも同様なので割愛。
そしてもう一つの重要なことは、この機能を有効化することで、Bluetooth LEで動作する一部のマウスやキーボードなどが接続できなくなる可能性があること。
もちろん、機能をオフにすればちゃんと繋がりますが、これも何が原因かは定かではありませんが、Bluetooth LEによる接続デバイスを使っている方は、この機能を使わない方が良いということですね。
しかもこのバグ、発見されてから数ヶ月は経っているようですが、進展は無い様子。うーん。
とは言え、Bluetooth LEのデバイスを使っていなければ、特に問題はありませんので、Bluetoothデバイスのバッテリー残量を知ることができるという地味な機能をぜひ試してみてください。
参考 Chrome OS can show your Bluetooth device’s battery level, but there’s a catch