リモート会議などが増えたことで、ノートパソコンのWebカメラを使うことが多くなった方もいると思いますが、とくにChromebookでは720pの内蔵Webカメラが主流のため、その点が気になっている方もいると思います。
現在、Googleの「Pixelbook Go」などには1080pのWebカメラが搭載されていますが、まだその数は極めて少ないと言えます。
そんな中で今回は、Tiger Lake世代CPUを搭載する開発中のChromebook「Volteer」には、Webカメラの問題を解決すべく1080pと60fps、HDR配信が可能になるWebカメラを搭載する可能性があるようです。
ChromeUnboxedによれば、”OmniVision”の「ov2740」イメージセンサードライバをChrome OSに追加、サポートするという内容がコミットされていることを指摘しています。
OmniVisionのov2740の公式にある製品詳細では、1080pとHDR、低照度下の画質向上機能などが含まれていると記載され、Chrome OS専用に開発されているわけではなさそうですが、これが実際に搭載するとなればChromebookのWebカメラだけを使ってのリモート会議等々はより場所を選ばずにできるようになりそうです。
とは言え、アプリ側の問題が残るなど完全な解決というのはまだまだ先ですが、Chromebookでも弱いところとされたWebカメラの部分が少しでも改善されるなら嬉しいことだと思います。
ただし、「Volteer」自体のリリースタイミングがいつなのかはまだわかりませんし、きっと日本ではすぐ入手できるモデルではないと予想できますので、結局のところしばらく我慢するしかなさそうです。
そもそも、これが出ることまで日本でWeb会議とかリモートワークとか、ちゃんと続いててくれるのだろうか…。
参考 UPCOMING ‘VOLTEER’ CHROMEBOOKS TO GET MUCH HIGHER QUALITY WEBCAMS