新しい報告によると、GoogleはChrome OSの仮想キーボードの改善に取り組んでおり、ダークテーマへの対応やunicode 14 Emoji、Linuxアプリの使用中の文字入力などがサポートされる可能性があります。
簡単に説明しておくと、ダークテーマを利用しているときに仮想キーボードもダークテーマに合わせてカラーが暗くなるというサポートが今後追加され、絵文字は仮想キーボードから”検索 + Shift + Space”を入力して表示される絵文字ピッカーがUnicode 14から最新の絵文字を取得するようになるというものです。
なおUnicode 14 EmojiはChrome OS Canaryに登場しているため、2月のChrome OS 98などでStableに到着する可能性があります。
そして今回の取り組みでは、Chrome OSの仮想キーボードがLinuxアプリをサポートするという点が大きな変化です。
Chromebookは仮想環境でLinuxアプリをインストールできるようになりましたが、Chrome OS側ではネイティブで実行されているわけではないため、Chrome OS側からLinux側、またはその逆にデータの受け渡しができません。
そのため、現状ではChrome OS側のIME設定や仮想キーボードはLinuxアプリで機能せず、物理キーボードを利用する必要があります。
まもなく登場する新しいフラグによると、Googleは仮想キーボードをLinux(Crostini)に接続する方法を実験しており、さらにChrome OSの他の入力方式(IME)もサポートされる予定です。
これによってLinuxアプリでもChrome OS側で設定している日本語入力が可能になります。
- #crostini-ime-support // IMEの実験的サポート
- #crostini-virtual-keyboard-support // 仮想キーボードの実験的サポート
これらの機能はまだ開発途中であり、フラグとして追加もされていない状況ですので試すことはできません。
いままでChromebookでLinux(Crositni)を使って日本語入力するためにはLinux側で入力環境を整える必要がありましたが、より手軽にLinuxを活用できるようになるため、登場することを期待しています。
Source : 9to5Google