これまでに何度かChrome OS 90で追加する機能などについてお伝えしてきましたが、ついにStableチャンネルでChrome OS 90へとアップデートすることができます。
Chrome OS 90のアップデートでは、Chromebookをより便利にする機能が追加されるだけでなく細かいバグ修正とセキュリティの更新が含まれています。
ランチャー検索の機能改善
エブリシングボタン(検索キー)を押すと表示されるランチャー画面から検索をした際に、これまではChromebook内のファイル表示や検索履歴などが表示されていましたが、Chrome OS 90からは簡単な計算や天気の検索、単語の意味や株価の確認などにも使えるようになります。
同じような機能はアシスタントキー搭載機種でも使えましたが、ランチャーから検索できるようになればどの機種からでもChromeを開くことなく検索ができるので、やれることは限られていますが、便利だと思います。
診断アプリの正式追加
このアプリケーションについては以前からお伝えしてきましたが、Chromebookのトラブルシューティングに役立つ機能として、新しく診断アプリ(Diagnosis App)が追加されます。
このアプリは全てのChromebookで利用でき、テストしたりChromebookのバッテリーやCPU、メモリのステータスを確認することができます。
とくにバッテリーについては、これまでcroshでbattery_testを実施しないといけませんでしたが、診断アプリを使うことで簡単にチェックすることができるようになりました。
また、診断アプリからバッテリー放電テストも実施でき、関連するサポート記事などへのリンクやテスト結果をセッションログに保存して、サポートと共有することもできるようになっています。
ドキュメントスキャン機能
ついに登場したChromebookのドキュメントスキャン機能ですが、プリンタからChromebookにスキャンしたアイテムを簡単に追加できるようになりました。
基本的には印刷するときの流れと同じで、プリンタとWi-Fi接続かUSB接続をした状態で、Chromebookのスキャンアプリからファイルタイプや解像度を選択してスキャンするだけです。
ライブキャプション機能
先月、Chromeブラウザでリリースしているライブキャプション(自動字幕)が、Chrome OSでも正式に対応します。
この機能のみすぐ実装されるわけではなく、今後数週間でChrome OSデバイスに展開していくことになります。
有効にするには、Chromebookの設定にあるユーザー補助から設定します。
ということで今回のアップデートによる主な変更、追加点はこのようになっています。
詳しくはGoogle公式ブログをチェックしてください。