昨年10月頃から開発されていることが明らかとなったChromebookの「ゴミ箱」機能ですが、Canaryにあったときは動作していなかったものの、最近のアップデートで正常に動作するようになっています。
いままではフラグを有効化して「ゴミ箱(Trash)」というフォルダがファイルアプリに表示され、実際に削除したファイルが表示されたとしても、それを戻すことができていませんでした。
しかしChrome OS 89 Devチャンネルのアップデートとともに、正常に動作していることが確認されています。
この機能、その名前のとおり珍しいものではなく、他のOSでいう「ゴミ箱」と同じ機能です。
これまでChromebookユーザーは、ファイルアプリ内のダウンロードフォルダなどでファイルを消すと、猶予なしで一発削除されてしまうため、間違って削除したときのショックは大きかったと思います。
動作としては、ダウンロードなどでファイルを削除した場合、マイファイル内の「Trash」という場所に削除したファイルが表示されます。
もし復元したいファイルがあれば、「Trash」から該当するファイルを右クリックしてメニュー内から”ゴミ箱から復元”を選択することで、もとにあった場所に復元されます。
他OSでは慣れ親しんだ機能なわけですが、Chrome OSではコレがないから困ったことになったという方もいると思いますので、早くStableでも使えるようになってほしいですね。
ただ、この機能はChrome OS 89のDevでもフラグ(chrome://flags#files-trash)を有効化する必要があるため、OS 89で実装されるかどうかははっきりとしないようです。
Chrome OS 89近辺では「ゴミ箱」やメディアアプリ、仮想デスクの追加機能など、ユーザビリティが改善するような機能の追加が行われていますので、Chromebookがもっと使いやすくなってくれると期待しています。