これまでに何度も情報を取り上げているSnapdragon搭載のChromebookタブレット「Coachz」には、複数の新機能に加えて指紋センサを搭載することもわかりました。
すでにまとめ記事を作成していますので、機能の詳細はそちらをご覧いただければと思いますが、これまでに様々な機能の話があっても、生体認証などの情報は出ておらず搭載されないかもしれないと思っていました。
しかし”Pixel Slate”に搭載された指紋センサの機能を参照にして追加するといったコミットが発見されたため、「Coachz」にも指紋センサが搭載される可能性が高まりました。
ここで書かれている「Nocturne」はPixel Slateを、”_fp”は指紋センサのことを示しています。
実際にどのようなモノになるかはわかりませんが、少なくとも同じChromebookタブレットである「Pixel Slate」をベースにした指紋センサということであれば、独立式ではなく電源ボタン部分に組み込まれたタイプになりそうです。
さらに別のコミットによると、「Coachz」に使用されるバッテリーは”GH02047XL”というもので、このバッテリーはHPのChromebookに使われているもので、例えば「11 G (EE)」シリーズや「14a」などに採用されています。
そのため、「Coachz」もHPのChromebookタブレットとなる可能性があります。
もちろん「Coachz」がHPのChromebookタブレットであるとは言い切れませんが、HP自身は着脱式キーボードを採用したChromebookタブレットというジャンルを切り開いたメーカーですので、可能性というか期待はできると思います。
ちなみにHPのChromebookタブレットだとして、「Coachz」と似たデバイスをWindowsで挙げると「HP Elite x2 1012 G2」というモデルが存在していました。
「HP Chromebook x2」との共通点、指紋センサとキックスタンドを搭載、そして何より「Elite」という名称がすでにChromebookでも使用されたこと(Elite c1030 / 国内では x360 13c)などを考えても、HPから出ることは有り得そうな気がしています。
とは言え、現状では確定的な情報もないため、あくまで可能性が高いという程度です。
Snapdragon搭載機であり、早い段階から開発が進んでいるモデルのため2021年には登場することが期待されます。引き続き情報を追っていきたいと思います。
Source: Chrome Unboxed