これまでにSnapdragonを搭載するChromebookのウワサは「Cheza」に始まり、5月末には7cxを搭載している可能性のある「Trogor」がGeekbenchに登場しています。
そして今回、その「Trogdor」をベースに開発されている「Lazor」というChromebookのベンチマークがGeekbenchに新しく登場しています。
が、実を言うと前回の5月末に「Trogdor」として紹介しているモデルのベンチマークは「Lazor」のものだったりします。
4GBRAMと8GBRAMのモデルがある?
しかし前回が8GBRAMであり、今回新しく登録されたものは4GBRAMであることがわかりますので、「Lazor」は少なくとも2つのRAMのバリエーションがあると予想できます。
またChromeUnboxedでは、Geekbenchのスコアを参考にすると、「Lazor」の採用するCPUは「Pixel 4a」とほぼ同じスコアになることを指摘していて、もしかしたら”Snapdragon 730/ 730G”を搭載するかもしれないと伝えています。
参考までにGeekbench 5によるベンチマークスコアの比較を掲載しますが、たしかに「Lazor」と「Pixel 4a」は近い結果となっているようです。
ちなみに最近登場したMediaTekのHelio P60Tのスコアも参考値として掲載しましたが、シングルコアは倍近く、マルチコアも70%程度の差があることを考えると、かなり高速になることが期待できます。
ここまで来るとエントリーレンジというよりミッドレンジのスペックを持つChromebookという位置づけになると思いますが、ハイエンドなモデルにはならない可能性が高いというのは、人によって関心の分かれるところだと思います。
ベンチマークが登場しているということは、そろそろ何か動きがあるんじゃないかと期待できますが、現時点では詳しいことはわかっていません。
参考 SNAPDRAGON CHROMEBOOK ‘LAZOR’ SHOWS PIXEL 4A-LIKE SPEEDS IN GEEKBENCH