Chrome OSでもいよいよ登場すると期待して待っている、ファイル共有機能の「Nearby share」ですが、現時点では諸々不具合などが生じる影響のため、実はすでにStableでも使うこともできるもののフラグを有効化する必要があります。
そのためまだ開発中という状況ですが、並行して新しい「ShareSheet」という機能も開発が進んでいるようで、今後のChrome OSのアップデートによって、ファイルを他のデバイスと共有するだけでなく、Chromebookにインストールされている他のプログレッシブウェブアプリと直接共有ができるようになります。
これまでファイルアプリでファイルを共有しようと思っても、他のユーザーと共有するかAndroidアプリしか選べませんでしたが、新機能「ShareSheet」が有効になることで、PWA(ウェブアプリ)も選べます。
ただし、「Nearby share」も「ShareSheet」もStableチャンネルでもフラグを有効にすることで表示されますが、他のPWAとの連携現時点ではCanaryチャンネルのみの動作となっています。
ということで、まずは「Nearby share」のフラグを有効化する方法を紹介しておきます。
これをすることで、ファイルアプリなどでファイルを選択した状態にすると、共有の選択肢に「ニアバイシェア」という項目が表示されます。
ちなみに私の環境で、「Pixelbook Go」から「Pixel 5」へとニアバイシェアを試してみましたが、エラーで送信できず。残念。
このときに共有アイコンをクリックしても、リストメニューのようにしか表示されませんが、新しい共有機能「ShareSheet」のフラグも有効化することで表示形式が変わります。
このフラグはStableチャンネルでも表示されますが、実際には機能していません。
再びファイルアプリの共有アイコンをクリックすると、以下のようなスタイルに表示が変更されます。
Stableだと「Nearby share」しか表示されませんが、Canaryチャンネルであれば、共有アイコンをクリックすると他のPWAやAndroidアプリが表示されるようになります。
またCanaryでも非表示になっているPWAあるようですが、今後はファイルの共有機能から様々なPWAにアクセスできるようになります。
これまでドラッグ&ドロップをしていたり、PWAの側からファイルを開いたり読み込みをする必要がありましたが、ファイルから直接アプリを選択して開くことができるようになれば手間も減りますし、手軽になるので非常に良い変更点だと思います。
まだ開発中の機能ですので、「Nearby share」も「ShareSheet」もどのタイミングでStableに来るのかはわかりませんが、どちらも非常に楽しみな機能ですので、分かり次第お伝えします。
Source: Chrome Unboxed