現在のChromebookは、Chrome OSはアップデートによってG Suiteアカウントであってもテキスト/MMSメッセージやインスタントテザリング、Smart LockなどAndroidスマートフォンとChromebookを連携して機能を使うことができるようになりました。
しかしAndroidスマートフォンとの連携という点においては、Windowsが一歩先に行っている感じがあり、「スマホ同期」というアプリをスマートフォンにインストールすることで、メッセージの送受信や写真管理、スマホのメディアコントロール、一部通話の操作などより多くの操作ができるようになっています。
この状況は(個人的にも)何とかならないかと思うところですが、GoogleはChrome OSでも「スマホ同期」と同じような機能が使えるようになるかもしれない「Phone Hub」という機能を開発していることが明らかになりました。
すでにフラグにも追加されることがわかっており、「Phone Hub」と呼ばれるAndroidとChrome OSを連携させる新機能となるようです。
Enable Phone Hub
Provides a UI for users to view information about their Android phone and perform phone-side actions within Chrome OS.
Chrome://flags#enable-phone-hub
現在できるアクションは、メッセージの表示と返信のみであるため、少なくとも「Phone Hub」はそれ以上の機能を提供することが予想できます。
またこの機能以外にも、「Phone Hub Notifications」、「Phone Hub Notifications Badge」、「Phone Hub Task Continuation」という3つの設定が存在するようです。
このうち最初の2つは、ChromebookでもAndroidスマートフォンの通知を表示したり管理したりすることができるようになることを示しているわけですが、通知バッジがどこに表示されるかは不明です。
そして「Phone Hub Task Continuation」という機能ですが、現時点では詳細はわからないものの、Androidスマホで中断してもChromebookから続けて作業をすることができるようになるかもしれません。
ただし、これがChromeブラウザのタブの話みたいなものか、Chrome OSのAndroidアプリの話なのかなど、まったくわからない状態です。
とりあえず現状では「Phone Hub」という機能が開発中であり、今後はAndroidとChromebookはBluetooth経由で接続してより多くの連携機能が使えそうだという認識にとどめておくほうが良さそうですね。
スマートフォンとパソコンの連携ということを考えると、改めてiPhoneとMacの連携は素晴らしいと思います。
AndroidとChrome OSの連携にも期待したいところですが、まだまだ先が長そうです…。
参考 Chrome OS to gain Android ‘Phone Hub’ w/ notifications and ‘task continuation’