ここ何年間もChromebookを使ってきているので忘れていましたが、WindowsやMacでは当たり前の「ゴミ箱」機能は、Chromebook(Chrome OS)にはありません。
そのため、Chromebookのローカルストレージに保存しているファイルは消去(Delete)すると、ワンクッションもなくそのまま消されてしまいます。
もしかしたらすでに大事なファイルを間違えて消してしまった経験がある方もいるかもしれません。
ちなみに、Googleドライブには「ゴミ箱」が存在していて、こちらはゴミ箱行きになってから30日経過すると自動で完全削除されるわけですが、その前に気づけば救出できる可能性はあります。
こういうファイルの扱いについて、他のOSと少々異なるのがChrome OSの問題点だったかもしれませんが、Googleは「ゴミ箱」機能をChrome OSにも追加することを考えているようです。
今回明らかにされた最新のコミットでは、”ファイルアプリのマイファイルにゴミ箱をサポートする”というような内容が記述されています。
おそらくファイルアプリの左側のメニューバーに「ゴミ箱」が表示され、皆さんが想像するような動作をしてくれることが予想されます。
また、Googleドライブにはすでにゴミ箱があるわけですし、おそらくローカルファイル用のゴミ箱として扱われると思われます。
今さら感がある機能ですが、これによって間違ってファイルを削除してしまっても、復元できなくなる前のワンクッションがあるというだけで安心感は違いますし、より使いやすくなっていくことは大歓迎です。
まだCanaryチャンネルにも到着していないようですが、こういう便利になる機能がどんどん実装されてくれれば、抵抗感のある方も手を出しやすくなると思いますので、これからに期待です。
Source: Chrome Unboxed