StableチャンネルにあるChromebookにもChrome OS 93のアップデートがリリースされ、ほぼすべてのChromebookに対してロールアウトされます。
このリリースは、ユーザーエクスペリエンスの改善に重点が置かれていて、トートのプレビュー機能の改善やAndroidアプリのウィンドウ操作など、細かい点も含めた修正がされています。
トートの追加機能
トートのプレビュー機能は、実装された当初の評判が分かれていましたが、今回のアップデートでで固定したアイテムにすぐアクセスできる便利機能になりました。
今回追加された機能は、フォルダやファイルを右クリックすると”シェルフに固定”という選択肢が出てくるため、それをクリックするとトートの「固定したファイル」に選択したファイルやフォルダを表示できるようになります。
固定の解除は、トートを開いて解除したいファイル&フォルダを右クリックして固定を解除するか、表示されたピンをクリックすると解除されます。
この機能はプレビューを非表示にしてもトートアイコンをクリックすれば使うことができます。
ただこのアイコン自体は表示されるので、トート不要の人は関係ないかもしれません。
ちなみにChrome OS 89で非表示にできましたが、93では非表示にできなくなっています。
Androidアプリのウィンドウ管理改善
Android 11で動作している一部のChromebookと互換性のあるAndroidアプリに限られていますが、Androidアプリを起動するときのデフォルトの向きや使用する向きなどを「電話」、「タブレット」、「サイズ変更可能」の3つから選ぶことができるようになりました。
これによってAndroidアプリのウィンドウを手動でサイズ変更するとクラッシュするなどの問題を避け、適切なサイズに変更することができるようになります。
その他諸々
この他には、シェルフのタッチペンツールにスタイラスペンのバッテリーアイコンが表示されるようになったり、ローカル動画再生で2倍速再生が可能に、文法/スペルチェックやキーボードの入力改善、PiPモードのウィンドウデザイン変更、Androidアプリをバックグラウンド処理する際のRAM使用率減少、ランチャーの改善などが含まれます。