すでに独自ドメインがあってもGoogle Workspaceを利用できないケースや、チームや部署単位でのみ使いたい場合には、Google Workspace Essentialsは非常に良い選択肢になります。
しかし、これまでGoogle Workspaceのうち”Essentials”プランでは、Gmailをはじめチャットやカレンダーなど一部の機能を利用することができませんでした。
チームなどで独自にGoogle Workspace Essentialsの導入を検討したことがある人の中には、主要ツールが使えないというのが悩ましいと感じた人もいると思います(実際に私はそうでした)。
ところが今回の新しいアップデートによって、Google Workspace EssentialsでもGoogle Chat、Googleカレンダー、Jamboardを追加費用なしで利用可能となったため、これまでのEssentialsよりもグループやチームでのコミュニケーションが取りやすくなります。
Google Workspace Essentialsは、1アクティブユーザーあたり月額8ドルの費用で、追加された3つのサービスに加え、Docs、Sheets、Slides、Forms、Keep、Sites、Drive、MeetなどGmailを除くほとんどツールと一部の管理ツールにアクセスすることができます。
そのため、すでに独自メールを持っているけどGoogle Workspaceを導入したい方や、部署内だけ・チーム内だけで試しに導入したいと考えている場合に、Essentialsを選びやすくなったと思います。
現在、Essentialsを利用しているユーザーはすでにGoogle ChatとJamboardは操作などなく使うことができるようになっていますが、Googleカレンダーのみデフォルトでオフになっているため、管理ツールの設定からオンにする必要があるようです。
なお今回の変更は、Google Workspace Essentialsを契約しているユーザーのみに適用されます。
詳しい内容や設定などについては、Google Workspace Updateをご覧ください。
ということで、部署内やチーム内など最小単位でのコラボレーションを考えている場合には、Essentialsという選択肢もあることをお忘れないように…。