以前からちょくちょくと情報が出ていましたが、Chrome OS上のLinux(Crostini)で使用できるディスク容量をユーザーが設定できる機能がCanaryチャンネルで利用可能になったようです。
ただ、デフォルトでは無効になっているため、Canaryでもflagsから有効化する必要があるようですが、Crostiniを最初から(Linuxをオフからオンに)開始すると、Linuxで使用するディスク容量を選択することができます。
開発用途として使いたい場合やとりあえず少しだけ確保したい場合など、前もって設定できるというのは良いところです。
また、もう一つの機能として、Crostiniで使用するLinuxのユーザー名も開始時にディスク容量と併せて選択できるようになりました。
もともと、Gmailアカウントの@前の部分がLinuxユーザー名として利用されていましたが、一部のユーザー名(数字で始まるとか’mail’という名前だとか)では、正しく機能しないというバグがあったため、それの対策から実装されたと思われます。
この機能を利用すれば、好きな文字で@Penguinを利用することができるようになりますが、基本的にはそのままでも問題ないような。
いずれにしても、まだCanaryチャンネルでの実装になりますし、Linux(Crostini)を利用する方が対象になることなので、一般ユーザーだとあまり影響はないかもしれません。
Chrome OS 81での実装が予定されているそうですし、Canaryに登場したことを考えても、Devに届くのもそう遠くはないように思います。
お手持ちのChromebookやChromeboxがCanaryチャンネルにいる場合には、chrome://flags から #crostini-disk-resizing と #crostini-username で今回の2つの機能を試すことができます。
参考 LINUX ON CHROME OS: DISK RESIZING AND CUSTOM USERNAME NOW WORKING IN CANARY CHANNEL