Chromebookの便利機能の一つとして、Googleアカウントによるログインを必要としない「ゲストモード」というものがあります。
「ゲストモード」は、誰かに一時的に貸す場合やアカウントの履歴を汚したくない場合などに非常に便利なものですが、The VergeによればChrome OSのバグによって、Wi-Fiログを介してユーザーのおおよその位置情報が明らかになる可能性があるようです。
幸いにもデバイスへの物理的なアクセスがない限りは問題はないようですが、ログを解析することでどのWi-Fiネットワークがコンピューターの範囲内にあったかという情報によって、最大7日間の所有者の動きが明らかになってしまうと伝えています。
ここまで聞くと不安を感じる方もいると思いますが、Chrome OSによる「ゲストモード」の問題のため、これをオフにすることで(一時的に)解決するとしています。
ゲストモードをオフにするには
Chromebookのゲストモードをオフにするには、所有者アカウントである必要があります。
- 所有者アカウントでログインしていること
- Chrome OSの設定画面(右下時計から歯車アイコン)に移動
- [ユーザー]セクションにある[他のユーザーを管理]を選択
- [ゲストブラウジングを有効にする]をオフにする
このような手順でゲストモードをオフにすることができます。
なお、Googleはこの問題を認識しており、すでに調査していると伝えていますが、いつ問題が解決するかは発表していません。
一時的とは言え解決方法はあるので大きな問題にはならないと思いますが、心配事には変わりないため、早めのパッチ適用をお願いしたいですね。
Source: The Verge