最近のモデルではなく、2015年頃からリリースされているBroadwell世代のCPUを採用するChromebookとChromeboxのうち、いくつかのモデルがいよいよLinuxサポート(Crostini)機能に対応するようです。
これより前のモデルについては、Googleがサポート非対象機種ということで名前を挙げていますし、ある年数からの機種はすべてサポートということもGoogleは明らかにしています。
ところが、今回の対象となるBroadwell世代のいくつかの機種は、どうなるかわからないという状態が続いていました。
しかし、ついにcrotstini有効化に関するコミットが数日前に記されていることをAbout Chromebooksが発見しています。
enable crostini on all BDW boards
samus already has crostini unconditionally enabled via this commit: commit 9da9edee2d44 (“Always use v4.14 kernel and audio config for samus”)
Enable it in the rest of the BDW systems.
ChromiumGerrit
ここで記述されている「BDW」は、Broadwellプロセッサを示していて、以下の9つのデバイスがその対象となっています。
- Acer C670 Chromebook 11
- Acer Chromebook CXI2
- Acer Chromebase 24
- Toshiba Chromebook 2(2015年版)
- Lenovo ThinkCentre Chromebox
- Google Chromebook Pixel 2015
- Acer Chromebook 15
- Dell Chromebook 13 7310
- Asus Chromebox CN62
個人的に一番下の「ASUS Chromebox CN62」が大切で大文字にしてしまいましたが、Chromeboxは日本でも取扱のあるモデルとなっています。
ただ、現時点ではコミットされたばかりということやバグの修正などが行われているため、Devチャンネルにも登場はしていないため、一般ユーザーが試すことはまだできないと思って頂く方がよいですね。
おそらくCanaryチャンネルであれば試せると思いますが、リスクも大きいので、今しばらくは様子見をするほうがよいかと思います。
いまとなっては古いモデルになってしまうので、需要があるかはわかりませんが、Devチャンネル等で利用可能になればまたお伝えしたいと思います。